“聖地巡礼”はガチオタだけのものじゃない!「マンガ・アニメ聖地巡礼展 in 池袋」が提示した楽しみ方

2013.12.03

「マンガ・アニメ聖地巡礼展 in 池袋」の様子。

 来たる12月4日から24日にかけて、仙台にて『Wake Up, Girls!』『かんなぎ』を中心とした「聖地巡礼展 in 仙台」プレイベントが開催される。そして、翌25日から2014年1月13日まで「聖地巡礼展 in 仙台」が、宮城県仙台市のさくら野百貨店8階にて開催される予定となっている。

 このイベントに先駆け、今月11月2日から4日にかけて、東京・池袋のランドマーク・サンシャイン60展望台にて「マンガ・アニメ聖地巡礼展 in 池袋」が開催された。このイベントはそのタイトル通りアニメの舞台となったり、ストーリーにゆかりのある実際の場所を巡る「聖地巡礼」にスポットを当てた展示会となっており、東日本の「聖地」を作品紹介とともに知ることのできるイベントである。

 今回展示されていたラインナップは以下の通り。
・『Wake Up, Girls!』(宮城県仙台市)
・『あの夏で待ってる』(長野県小諸市)
・『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(埼玉県秩父市)
・『かんなぎ』(宮城県仙台市など)
・『ヤマノススメ』(埼玉県飯能市)
・『神様はじめました』(埼玉県川越市)
・『戦国BASARA4』(宮城県仙台市)

 これらの作品で舞台となった都市は、いずれもサンシャイン60が所在する豊島区の友好都市ばかりだという。女性向けのアニメやコミック店が立ち並ぶ乙女ロードなど、今や秋葉原、中野に続くオタクの街として定着した感のある池袋だが、これだけ多くの友好都市がアニメ、ゲームの舞台となっており、さらにその土地をフィーチャーしたイベントが催されるとは。池袋という街とオタク文化の、縁の深さを再認識するばかりである。同じサンシャイン60では、『進撃の巨人』をテーマにした展覧会「進撃の巨人 調査兵団資料館 in サンシャイン60展望台」も開催されていた。

 今回の「マンガ・アニメ聖地巡礼展 in 池袋」は、各行政団体が主導しているということで、“聖地巡礼”が観光行政において重要な位置を占めつつあることを証明するかのようだ。

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