徹底検証!PCエロゲー版とアニメ版はどこが違う?

『WHITE ALBUM 2』第6話 冬馬かずさの透けブラ、パンチラ大サービス!ツンデレ萌えにキュン死に!!

 放映中のTVアニメ『WHITE ALBUM 2』がゲームとアニメではどこがどう違うのか、前回までは1話~5話までを大まかにまとめた。今回から各話ごと詳しく検証していく。記事参照

※ここから先はゲームもアニメもネタバレになります。各自の責任のもとお読みください。

 冒頭から中学生の頃の制服姿を披露してくれるという18禁美少女ゲームWHITE ALBUM 2 -introductory chapter-』(以降、原作)にはないサービスを見せてくれた第6話だが、非常にシリアスな始まりだった。

 中学生の冬馬かずさ(以降、かずさ)にとって、憧れであり目標であり、ライバルでもあった母・冬馬曜子。その母に「今のあなたを連れて行くことに、意味はないの」と言い放たれたことに深く傷つき、泣きじゃくる。ふと目を覚ますかずさ。目には涙が溜まっていた。夢の中だけではなく、実際に泣いていた自分に気がつき、さらに悲しみがこみ上げる。練習と作曲続きで無理がたたり、体調を悪くして倒れてしまったかずさが見ていた夢は、過去の辛い記憶だった――。

 視聴者の同情を誘うシーンだが、自室で目が覚めてベッドから体を起こしたかずさのブラが透けていた。なおかつよく見ると、下はスカートを脱いでいてパンツ一枚。この瞬間、同情なんてどこかに吹っ飛んだ視聴者は多かったことだろう。このスケブラとパンチラのサービスは、原作にはない。かずさの部屋の様子も原作には描かれていない。原作では練習に訪れた春希が倒れているかずさを発見し、リビングに布団を敷いて寝かせているのだ。夢の中に現れていた犬のぬいぐるみだが、あれも原作には登場していない。ぬいぐるみの頭を撫でるなど、何か伏線を張るような動きもあったが、現時点では不明だ。

 第6話のAパートはとにかく冬馬かずさのツンデレを堪能する時間だった。かずさのためにキッチンで格闘する北原春希(以降、春希)に対して廊下でこっそり微笑んでみたり、春希の用意したリゾットを「人間が食べるものじゃないな」と言ったくせにガツガツ食べたり、顔にご飯粒をつけたままでしゃべったり、やることなすこと全部がかわいいのだ。
 
 練習する春希の様子を、布団をスタジオに敷いてまで見守るかずさ。掛け布団から顔の半分だけをのぞかせ、ねだり顔で「聞かせてよ。北原のギター」と言われたら、さすがの春希も言うことを聞くしかない。

 原作でもこれらの部分で描かれるかずさは、とにかくかわいらしいデレの弾幕を放つ。目が覚めるとリビングで一人で寝ていたことに気がつくと、寂しさのあまり「どこ? 北原ぁ」と呼んでみたり、スタジオで練習する春希を責めるように袖をつかみ、「なんで側にいないんだよ」と小声でつぶやいてみたり、寝てろと言われているのに寂しいからキッチンへ行こうとする春希の後をついて行こうとしたりと、頬がゆるまずにはいられない行動を連発するのだ。アニメ版では尺の都合上で大半をカットせざるを得なかったのだろうが、なんとも残念である。

 一転、Bパートは小木曽雪菜萌えだ。春希に大正時代風の女給コスプレ姿を見せるのに、クラスメートの水沢依緒(以降、依緒)に慌てながら似合うか確認したり、実際春希を前にして恥ずかしいのかもじもじとして髪を触ったり、いじらしい萌えを放つ。ちなみにアニメ版では依緒もコスプレ姿を披露しているが、原作ではその姿は拝めない。

 春希が教室から雪菜を連れ出し、かずさの家に向かう電車のシーンで、コスプレしたまま校外に連れ出された恥ずかしさを味あわせるために雪菜が一人芝居を打つ。原作もアニメにも共通のシーンだが、原作では春希の胸元にピタリと張り付いて、春希の顔を見上げて一人芝居をしていた。小芝居も妙に艶めかしく、思わせぶり全開な様子が悶絶ものだったのだが、アニメ版では春希の背中に隠れるようにして立ち、あっさりとした一人芝居を打つことに変更されていた。しかし、原作にはない舌をいたずらっぽくペロっと出す瞬間があり、萌えた視聴者も多いだろう。舌出しするのは反則だ。萌えないわけがない。

 かずさの家に2人が着いてからは原作と大きく異なる部分があった。オリジナル曲についてだ。原作ではオリジナル曲を用意していることを示唆し続けていたが、それがどんな曲なのか、歌詞がどういう内容なのか、手がかりはほとんど出さなかった。ゲームのエンディング直前でようやくオリジナル曲が『届かない恋』だと明かされ、「まさかオープニング曲にそんな意味を持たせていたなんて!」とファンを驚かせたわけだが、アニメ版では完全にこのシーンで曲のタイトルと歌詞の意味を明かしてしまう。歌詞を読んだ雪菜は、春希がかずさへの想いを綴ったものだと理解し、唇を噛む。

 実はこの歌詞に関してのやり取りも原作と異なる。原作では曲名などは明かさないにしろ、かずさが「歌詞の内容は北原が小木曽を思って書いた」と言い、春希もそれは否定せず、むしろ認めるような発言をする。仲間外れがトラウマの雪菜に、オリジナル曲の存在を黙っていたことへフォローするためのやり取りではあったが、春希とかずさがお互いの本心をひた隠すさりげなく重要なシーンだった。視聴者に物語を理解させやすいようにするための変更だったのだろうか。

 第7話は第1話の冒頭でも流れた学園祭ライヴを描くだろう。先ほども書いたようにオリジナル曲、いや『届かない恋 小木曽雪菜ボーカルバージョン』は、原作ではエンディング直前まで披露されることはなかった。アニメ版ではどうなのだろうか。注目したい。
(文=Leoneko

『WHITE ALBUM 2』第6話 冬馬かずさの透けブラ、パンチラ大サービス!ツンデレ萌えにキュン死に!!のページです。おたぽるは、アニメ作品レビューコンシューマーゲームPCゲームゲームエロゲーの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

PICK UP ギャラリー
写真new
写真
写真
写真
写真
写真

ギャラリー一覧

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!