視聴者がく然!『サムライフラメンコ』のあまりの展開にネットは賛否両論!!

――毎日、何本ものアニメが目まぐるしく放送されている現代日本。これだけ放送本数が多いと、見るのだって一苦労……。そんな悩める現代オタクのため、「おたぽる」がオリジナル作品を中心にテレビアニメ・レビュー! これさえ読めば、気になるあのアニメのあらすじから評判までがまるわかり!!※本文中には“ネタバレ”が含まれていますので、ご注意ください。

■『サムライフラメンコ』
第7話「チェンジ・ザ・ワールド」

1311_samurai7.jpg『サムライフラメンコ』公式HPより。

【今週の極私的見どころ!】
 どうしちゃったの『サムライフラメンコ』!? サブタイトルが示すように、確かに“世界が激変”した!! 最終回はまだまだ先なのに、シリアスすぎて逆に笑ってしまいましたけどね。それと、羽佐間祖父の「悪の殲滅」にかける想いがとにかくすごい!! ただ、想像だにしていなかった……というより、まさかそこまでベタではないだろうと思っていた羽佐間正義(CV:増田俊樹)の生い立ちにはちょっとガッカリ。しかし、その後の展開には予想を覆され、一度テンションが下がったからこそ、再び訪れた高揚感が作品全体を面白く感じさせました。2週連続でいい疾走感です!

【今週のおすすめ度】
★★★★☆
(前回のあらすじはこちら

 夜の街を必死の形相で逃げる女性と、その女性を追いかける大柄な男。訪れる惨劇を回避すべく、今日もサムライフラメンコが行く!! ――と思いきや。

男「これ(ハンカチ)、落しましたよ」

 めっちゃイイ人じゃんっ!! そんな“ほっとする展開”に非難の声をあげたのはほかでもない、フラメンコガールズ・ダイヤの真野まり(CV:戸松遙)でした。サムライフラメンコとフラメンコガールズの働きにより、町から犯罪が激減したため、まりはストレスのぶつけどころがなくて大変ご立腹の様子です。隣のビルには羽佐間まで控えていたようですが、彼らに「事件を未然に防ぐ」という考えはないのでしょうか?

 そんなある日、羽佐間は祖父の書いた「サムライフラメンコ物語」の中に、自身の生い立ちに関わる重大な事実を見つけます。羽佐間の脳内では、マッドサイエンティストに扮した祖父によって開発されたヒーロー「サムライフラメンコ」(=羽佐間正義)という設定で、物語が繰り広げられていきます。物語の中で祖父は言いました。

祖父「サムライフラメンコ。最後の戦いの前に、君に告げなければならないことがある」

 祖父は、羽佐間の両親は病気で死んだのではなく、海外で強盗に殺害されたと話します。初めは、羽佐間の祖父が考えたサムライフラメンコの設定なのかと思いましたが、どうやらその話は現実とリンクしているようですね。新聞に記された羽佐間父らしき人物の名前が、羽佐間大輔(祖父の名前)となっているのが気になりますが……。

 一方、後藤英徳(CV:杉田智和)の属する警察では、サムライフラメンコに一日所長をやってもらうという話が浮上。事前に耳に入れておこうと、羽佐間に連絡を取った後藤は、彼の様子がおかしいことに気づきます。改めて話を聞きに訪れた後藤に、羽佐間は自分の両親が殺害されていた事実を話すのです。そして、「(物心がつく前に自分の両親が殺害されていたと聞いても)怒りも復讐心も全然わいてこないんです」と言い、“ヒーローならもっと、熱い心で立ち向かっていくはずだ”と自身の胸の内を吐きだします。すると後藤は、羽佐間のことを「人の役に立つ変態だと思っている」と言い、「お前はヒーローじゃなくて変態。つまり、人間なんだから悩んでもいいんじゃねぇの?」と諭します。“変態”ってめちゃくちゃ連呼します。

 そんな後藤の言葉によって立ち直った羽佐間は、一日所長として覚せい剤取り締まりの現場に出向きます。一般人であるサムライフラメンコはとりあえず後ろで見ているだけという手はずでしたが、犯人グループの様子がどうもおかしい。自我を失って暴れ回る犯人が数人の警官に確保された――かと思ったら、ええええええぇ!? 腹部にギロチンが埋め込まれた巨大なゴリラに変形しました。筆者を含む視聴者の誰もが「夢オチ」だと信じて疑わなかったものの、戦闘シーンは終わる気配がありません。最終的に羽佐間と後藤の協力で、高層階から地面に向かって落としたゴリラが謎の爆発。OPの怪獣との戦闘シーンは、詐欺じゃなかったんですね……。しかし、話はそこで終わらず、さらに羽佐間たちの前には、宙に浮かぶ謎のマント姿の男が。

「サムライフラメンコ。ついに我らに挑んでくるか」

 その朗々とした口調の男の名は、キング・トーチャー(CV:速水奨)。まさかの超展開に、視聴者を置き去りにしたままCパートもなく第7話は終了してしまいました! ネットでは、「これから怪物が出てくる展開になるのなら残念」といった失望の声や「楽しみになってきた!」とバトル展開に期待する人、「まだドラマって可能性とかも残ってるから……」とかすかな希望にすがる人などなど……期待と困惑が入り混じる状態に。でもこれで、2話を股にかけての夢オチとかだったら、脚本家の手腕に惚れそうです。次回が気になりすぎる!! 
(文/牧野絵美)

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