近年急増するマンガ家のトークイベント そのワケは……!?

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出演作家のサイン。「阿佐ヶ谷ロフトA」公式HPより。

『つるピカ ハゲ丸』ののむらしんぼ、『あばれ花組』の押山雄一、『シブすぎ技術に男泣き!』の見ル野栄司、『犯撃少女キリエ』の菅原県といったマンガ家たちが、下積み時代の苦労話から売れた時の生活の変化や連載時の話、大喜利まで行うトークショー「FM西東京 Nちゃんねる(仮)プレゼンツ!! 『年忘れ漫画家大忘年会』」が、12月17日に阿佐ヶ谷ロフトAで開催される(チケットの一般発売が11月24日昼12:00~)。

 近年、ギャグマンガ家を集めて大喜利を開催する『ギャグ漫画家大喜利バトル!!』を始め、さまざまな場所でマンガ家たちのトークイベントが開催されている。例えば今年8月には『ろくでなしBLUES』『ROOKIES』で知られるマンガ家・森田まさのり氏などもトークイベントを開催している。ここに来て、こういったマンガ家のイベントが増えているのはなぜか? その理由として考えられるのは、マンガ家をめぐる環境の変化だろう。

 一昔前までのマンガ家は、版元専属という考え方が強く、出版社がマンガ家をクリエーターとして育ててきた。しかし、近年は出版不況やマンガ家の数増加に伴い、その契約形態も多様で流動的になってきている。そのため今では、マンガ家自身がセルフプロデュースをしなければならなくなってきているのかもしれない。

 また、近年のSNSなどの発達によって、マンガ家同士が編集者を通さずに直接連絡が取れるようなったのも大きいのではないだろうか。作家同士の横のつながりや、ファンとも直接交流する機会も増えたため、さまざまな形で自分の考えや意見を発信できるようなり、このようなイベントも容易に開催できるようになったように思える。

 以前なら、マンガ家のコメントや近況は、連載誌の巻末に載っている一言二言からしか知るしかなかったが、今では生の声を直接聞くことができるようになった。なかなか、いい時代になったとは思いませんか?

■FM西東京 Nちゃんねる(仮)プレゼンツ!! 『年忘れ漫画家大忘年会』
日時:12月17日(11月24日12:00~チケット一般発売)
会場:阿佐ヶ谷ロフトA
価格:1500円(全席自由)
詳細は下記より
http://www.loft-prj.co.jp/schedule/lofta/20013

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