A 腐女子人気では、『黒子のバスケ』(集英社)はどうだろう?
C 読み切りネタで終わりそうなものを、ここまで続けさせたというのは担当の腕ですよね。BL目線で見ると『黒子』は、主人公が「総受け」になってるのが見事。
B 少し滲み出るくらいのBL感がちょうどいいんですよね。BLまっしぐらだと、どうしてもすぐ飽きられちゃいますし。
A へ~。具体的な作品はある?
C 11年末くらいから話題になっていた雲田はるこの『昭和元禄落語心中』(講談社)は、過去編になって急に面白くなってきました。師匠が若い頃のBL感がたまらない! あと、BLではないけど小玉ユキの『月影ベイベ』【6】は、淡々とした線の中に色気があります。
B 雑誌単位では、「月刊フラワーズ」が、マンガ家の引き抜きばかりの小学館で、唯一といっていいほど、ちゃんと新人を発掘していますね。基本にのっとった良策が多い。
A 男性マンガ家は作品に理想の女を描くけど、女性マンガ家は、なぜか自分の好きなタイプの男を描かないよね。性癖をばらすのに似ているからかな?
C けれども、あえてそこをしっかり描かせるとヒットにつながりますよ。『花より男子』(集英社)の神尾葉子なら道明寺司のようなバカで不良だけど育ちがいい男とか(笑)。
A 「フィール・ヤング」(祥伝社)は最近結婚する話が多いよね。かつては、最終的にダメな男を選ぶストーリーがお家芸だったはずなのに。雑誌版『だめんず・うぉ~か~』(扶桑社)という業界での価値が揺らいでいる(笑)。
■続きは、「サイゾー」12月号およびウェブサイト「サイゾーpremium」にて!
……いかがだったでしょうか? この後、各社のウェブマンガ事情やマンガ家の下半身事情、編集部内での派閥争いなどなど、マンガ編集者たちの本音が続々と飛び出します。「サイゾー」ならではのマンガ特集、ぜひ手にとってみてください!
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