アニソン歌手たちがガチで勝敗を競い合う!? くまもんも登場のアニソンキング記者発表会

1311_anikin1.jpgくまもんも登場した記者発表会!

 11月14日、東京都内にて2013年度『アニソンキング』の開催要項に関する記者発表会がおこなわれた。

 昨年は22時から25時30分までと、年越しをまたぐ構成になっていたが、今年は21時から24時30分までと前倒し、歌い納めのニュアンスを強く押し出すことになった。また年明けすぐ2014年1月1日の12時からは小学六年生以下を対象にしたフリーコンサート『アニソンキング”mini”』を実施。ゲストとして現在ゆるキャラ最高の人気を誇る「くまもん」を招聘することがあきらかになった。

1311_anikin2.jpg熱唱をしてくれた、いとうかなこ。

 この発表記者会見自体のゲストとして、今回が初出場となる石田燿子といとうかなこが登壇、石田はデビュー20周年の節目に大ヒットとなったデビュー曲『乙女のポリシー』、いとうはゲーム『STEINS;GATE』のオープニングテーマ曲『Hacking to the Gate』を、それぞれ披露した。

 リハーサルで漏れてくる音の時点で巧い。スタジオテイクの音源が流れてきたのかと思うほどで、生歌でこれとは……と舌を巻かされる。小野澤拓生総合プロデューサーが「アニソンは奥が深い。キャリアを積まれていても初出場の方がいらっしゃる」と言うように、石田燿子もいとうかなこも今回が初出場。旬の話題性や時事性ではなく、普遍性と歌唱力重視の選考基準が徐々に明確になってきていることをうかがわせる人選だ。

「基本的には幅広く、いろいろな方たちに出ていただきたい」(小野澤総合プロデューサー)

 川添智久(LINDBERG)がプロデュースするA-ROCKは、当の川添(ベース)、小柳“CHERRY”昌法(ドラムス:ECHOES/LINDBERG)、本田毅(ギター:PERSONZ)、都啓一(キーボード:SOPHIA)、大槻隆(ギター:maniac studio)によるバンドをしたがえて、浅岡雄也(『ドラゴンボールGT』)、和田光司(『デジモンアドベンチャー』)、田村直美(『魔法騎士レイアース』)、そしてLINDBERGの渡瀬マキが『ヤダモン』の「Magical Dreamer」を歌うことがあきらかになっている。渡瀬の参戦は熱い。このほかにもテーマを設定したコーナー分けがなされ、ボカロ曲対ゲームソング、『ワンピース』対『ワンピース』などの対決もある。

 フェスティバルではなく対抗戦形式を重視する傾向について、小野澤総合プロデューサーは「意外にその場になるとみなさんガチ。5年目になって真剣勝負が定着してきた」と言う。

 昨年敗れている白組のキャプテンは引き続ききただにひろし、紅組は米倉千尋が務める。昨年紅組キャプテンの松本梨香は審査員にまわった。この決定について小野澤総合プロデューサーに質問すると、次の答えが返ってきた。

1311_anikin4.jpg小野澤総合プロデューサー。

「松本さんは第一回の2009年から出演していただいていまして、今回もオファーをしに行きました。彼女といろいろ話をしたんですけれども、昨年のアニソンキングが終わったときに、ぼくの頭の中に審査員案がありまして、“(松本)梨香ちゃんに断られたら審査員をしていただこう”ということで話をしたら、(審査員を)快諾していただいて。“一度、表から観たかったんだよね”ということも(引き受けた)理由にはあるようでした。仲間たちがステージに立っている姿を観ることはまずないので、審査員の立場で表から観たいねと。翌日の『アニソンキング”mini”』に出演していただくのもその場で決めたんですけれども、アニソンキングに関してはあくまでも表から観たいと。紅組に勝ってほしいがあくまでも公平にと、本人は乗り気なのかな、という状況です」

 カウントダウン~年越し後に紅白キャプテン対決をおこない、勝負を決するということで、今年もアニソン“シンガー”による熱い対決が演じられそうだ。

 なお『アニソンキング”mini”』は、『アニソンキング』終演後、会場の新宿文化センター大ホールをそのまま使い、2014年1月1日12時から13時30分(11時開場)までおこなわれる。当日は前述の松本梨香のほか、童謡歌手のそがみまこが歌手として出演。そしてなんと、特別ゲストとして「くまもん」がやってくる!

1311_anikin3.jpgくまもんが餅つきをする予定だと、熊本県のPR担当者(左)と童謡歌手のそがみまこに力説するがわかってもらえない…。

 くまもんはこの記者発表会でも、そがみまことと立ち回りを演じるなど大暴れ。正月早々の出演に向けて興奮を隠せない様子だった。

『アニソンキング”mini”』は小学六年生までの児童1000人を対象とした無料ライヴとして開催される。申し込みはアニソンキング公式サイトから1組6名まで。

 本編の『アニソンキング』は先日の連休三日間、公式サイト上で限定先行発売をおこなったが、一般発売が11月16日(土)から始まっている。発売はローソンチケットのみでLコードは「31231(さぁ12月31日!)」と縁起がいい。一年の締めくくりにふさわしいイベントとなりそうだ。
(取材・文・写真/後藤勝)

■『アニソンキング』
公式HP: https://anisonking.jp/

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