「アイなめ!」 第2回

アフィリア・サーガの“み~んなの妹”が語るアイドルとは?「女の子は肌が見えれば見えるほどかわいい!」

2013.11.17

――昨今のアイドルブームもあり、たくさんのアイドルが生まれ続けています。「ブームだから」だけで語られがちなアイドルですが、そのスタイルや考え方は千差万別。そこでこの連載では、“アイドル自身が考えるアイドルとはなんなのか?”を語ってもらい、アイドルの神髄を探っていきましょう。放送作家エドボルがアイドルたちと共に今、あえて世に問う!「アイドルなめてませんか?」

第2回 アフィリア・サーガ/マホ・ソット・ボーチェ編

 第2回は前回のルイズ・スフォルツアさんに続き、11月13日に11thシングル「S・M・L☆」をリリースされたばかりのアフィリア・サーガより、“み~んなの妹”マホ・ソット・ボーチェさん。「気がついたらアイドルになっいてた」という彼女が考えるアイドルとは?

――マホさんといえば、アフィリア・サーガのファンの方からは、妹キャラとして定着して……

マホ ホントですか!

――と、いうことになってるじゃないですか。

マホ あ、じゃあ、そういうことにしておいてください(笑)。

――でも、マホさん自身、子どもっぽいキャラクターというわけではないですよね。

マホ ほかのグループさんだったら、そもそも年齢の若いアイドルが多かったりするので、「そりゃあ、みんなの妹だわ!」って思う娘もいっぱいいるんですけどね……(笑)。でも、アフィリアはアフィリアなので、私はアフィリアの中の、みんなの妹でいられればいいかな? って思ってるんです。“アフィリア王国民の中では妹”って感じで……よろしくお願いします(笑)。

――とはいえ、甘やかしたくなるキャラクターではありますよね。同時に、ドーンと突き放したくなるキャラクターとも言われてますが。

マホ そう、それよく言われます! 最初は、私自身が“甘えたちゃん”だったわけじゃなくて、いつの間にか“みんなの妹”になってて……。まあ、今では、メンバーや先輩(アフィリアのファンのこと)の前では甘えさせてもらってるんですけどね。

――そもそもマホさんも、ルイズさん同様、最初は「王立アフィリア魔法学院」のお店で働くために入ったんですよね? アイドルになる気はなかったんですか?

マホ そうなんですよね。「王立アフィリア魔法学院」のお店には2010年にスタッフとして入ったんですけど、その頃にはすでに、アイドルグループとしての「アフィリア・サーガ」は結成されていたんです。ちょうど2ndシングル「メリディンの祈り」のPVがお店で流れていた頃で、「なんだこれは?」って思ってました(笑)。でも、よく見たら、当時お店で一緒だったユカフィン(・ドール)がそこに出ていたんですよ。それで、一緒に働いている娘に「これってなんなんですか?」って聞いたら、「これはアフィリア・サーガ・イーストで、上野店と池袋店の2店舗のメンバーから選抜(当時)されて構成されたガールズ・ボーカルユニットなんだよ」って説明をされて、「へぇー」って(笑)。正直アイドルには興味がなかったので、完全に他人事だったんですけど。

――でも、選抜されて入っちゃった訳じゃないですか。

マホ 入っちゃいましたね。

――選抜されちゃった時の気持ちは?

マホ 最初は入るつもりはなかったんですけど、「マホのことが必要だ」って言われて。必要とされてるなら、力になれるなら、入ってみようかな? って気持ちだったんです。今は、入ってみて良かったと思ってます。

――アフィリア・サーガに入って、「アイドルっていいじゃん!」って思った瞬間とかってありますか?

マホ すごくたくさんの人に応援してもらえて、特にアフィリアはファンの人たちとの距離が近いので、直接その声を聞くことができて、直接力をもらえて……そんなこと、アイドルじゃなかったら、絶対に体験できないじゃないですか! 誕生日イベントでも、お店に入りきれないくらいお客さんが来てくれて、アイドルになったからこその経験だな、と思ってます。

――流れでアイドルになったとはいえ、アイドルをやる以上、「これだけは気をつけてる」ということはありますか?

マホ 私、「アイドルはこう!」っていうイメージがなかったので、最初は何も気をつけてることはなかったんです。でも今は、いつでも笑顔でいるということだけは、気をつけようと思っています。それでも、よく泣いちゃうんですけどね(笑)。

――アフィリアに入る際、憧れていた人とかはいたんですか?

マホ もともと、アフィリアには憧れている誰かがいたからではなくて、コンセプトに憧れて入ったんです。こんなに素敵なコンセプトの“コンセプトカフェ”って、ないじゃないですか。店舗を決めた理由も、ホントは学院池袋に入りたかったんですけど、家から近いし時給いいから上野にしようっていうくらいの軽い気持ちで(笑)。

――普通にバイト先を選んだ、という感じですね。そうそう、アフィリアって黒髪ロングの娘が多いじゃないですか。マホさんは、ずっとショートカットというか、ボブですけど、髪型にこだわりはあるんですか?

マホ そうですね! 私も、アフィリアに入った時はロングヘアだったんですよ。でも、店舗用の写真を撮る時に、キャストの一覧を見てたら「みんな髪長いぞ」って気がついて。撮る前日に、バッサリ切りました。

――それは、目立つためとか?

マホ ショートヘアの娘が居たほうが、バランスいいかなって思って(笑)。

――こだわりというわけでもないんですもんね。

マホ そうですね……ショートヘアのままアフィリア・サーガに入って、ショートカットの娘ってイメージがついちゃっただけで。でも髪型って、人を判断する時に1番のポイントになると思うんですよ。だから、崩すべきじゃないなって、最近思いました。1つ前の10thシングル「ネプテューヌ☆サガして」のPVの時は長かったんですよ。でも「なんか違うな」って思って。これからは気をつけようって思ってます(笑)。

――ライブの撮影とかでも、髪型に特徴のある娘はカメラも追いかけやすいですしね。

マホ そっかぁー! ショートで良かった。

――本当に、意図的にセルフプロデュースしてたわけじゃないんですね(笑)。

マホ 気付いたら特徴になってました。

――なんだか、事の成り行きですべてが進んでるようですが……。

マホ そうなんですよね! 成り行きでここまで来てるんです。

――ちょっと話がズレますが、アフィリアって、アニオタのメンバーが多いですよね。

マホ はい。私もアニオタですね。でも腐女子というわけではなくて、私は、BLとか男の子がいっぱい出てくるアニメよりも、美少女がいっぱい出てくるアニメが好きなんですよ。かわいい女の子と、男の子ならショタを愛でたい(笑)。『マギ』のアニメの2期が始まったんですけど、アリババくんの胸筋がすごく良くて、テレビ観ながら自然と「うわー」って声が出てしまいました! すごく興奮したんですよ!

――ああ、そうですか……。

マホ あと、ずっと好きなのはプレイステーションで出たゲーム『スターオーシャンセカンドストーリー』の後半に出てくるレオンくんっていう、12歳の半ズボンの子。レオンくんのおかげで、ショタに目覚めたんです。ゲームをやっていた当時はレオンくんが自分より年上だったんで、ショタコンって自覚はなかったんですけど、それから歳を重ねても、12歳の少年が好きだったんですよ。レオンくんに出会って以来ずっと生意気な少年が好きだったんで、(小声で)私ショタコンなんだなって気付きました。

――観るアニメとかって、どうやって決めてるんですか?

マホ 私は、アニメ化が決まるとまず原作を先に読んで、観るかどうかを決めてます。

――アニソンは?

マホ 聴きますよ! 原作を先に読んでお腹いっぱいになっちゃったら、オープニングとかだけ見たりするし(笑)。

――アフィリアさんが主題歌の「S・M・L☆」を歌ってる『俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している』のアニメは観てますか?

マホ 観てます! 観てます! 『のうコメ』は原作よりもアニメ版のほうがギャグ要素が多くて、あっという間に時間が過ぎちゃいますよね。

――ちなみに、「S・M・L☆」の聞きどころは?

マホ 『のうコメ』にちなんでかわいい歌詞になってまして、お菓子とかがいっぱい散りばめられてるんですけど、歌詞の中のお菓子……今、上手いこと言いました?

――続けてもらっていいですか?(苦笑)

マホ 歌詞の中のお菓子を見つけてもらって、楽しんで欲しいです。かわいいんですよねぇ、とにかく。でも、これまでのアフィリアにはなかった、ロック的な要素もあって。

――なるほど。では、今度はマホさんのアイドルとしての売りを教えてもらえますか?

マホ ひとつには絞れなくて。八重歯とおっぱいとお尻とムチムチな足と、あと、なんですかね? あ、強気っぽい顔もありかな? と思ってて。それから、身長低いところとか。まあ、全部売りにしたがってるわけなんですけどね(笑)。強いて言うなら、1番はいつも元気で体調崩さないこと!

――アイドルで、自分から“おっぱい売り”っていう人は珍しいですよね。

マホ 私、昔からアイドルのグラビアを観るのは好きだったんですよ。だから、私もグラビアやりたいなってずっと思ってて。女の子って、肌が見えれば見えるほど、かわいいじゃないですか!

――ええっと……ん?

マホ って、私は思ってるんですね(笑)。今まで見たグラビアで1番いいと思ったのが、ビキニにマフラー! すっごくかわいかったです。肌を思いっきり見せてるくせに、マフラー巻いてて。いつか、アレをやりたいなって思ってます。

――グラビアとか興味あるんですね。

マホ あります! 写真撮られるのが好きです。

――ホント、アイドルというものの形には、ハマってないですよね。

マホ アイドルだったらこれ! っていうのがないままここまできたからですかね。楽しいことやってたら、こうなったって感じです。

――アイドルとして、ライバルはいますか?

マホ ライバルは……いないかな? 気になるアイドルさんはいるけど、マホはマホだなって思っているので。自分は自分らしさを追求して行きたいなって思ってます。アフィリアはアフィリアらしく、突き進んで行きたいです。

――では、最後に、アイドルってなんなんですかね?

マホ なんなんですかね?

――今のところ水着マフラーですけどね。

マホ 水着マフラーかわいいですよね!

――水着マフラーは置いておいて(笑)。アイドルだと思う人はどんな人ですか?

マホ かわいい人! かわいくて笑顔が絶えない人ですね。アイドルとは笑顔が耐えない人ってことなんですね!

(構成/エドボル)
(写真/後藤秀二)

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●マホ・ソット・ボーチェ
1月8日生まれ、上野店所属。AB型。アフィリア・サーガの“み~んなの妹”。
公式ツイッター<https://twitter.com/mahosv
公式ブログ<http://blog.livedoor.jp/afiliasaga/archives/cat_55486.html

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●エドボル
放送作家。『妄想科学デパートAKIBANOISE』(TOKYO FM水曜25:00-)、『安田大サーカスクロちゃんのIdol St@tion』(目黒FM隔週木20:00-)、『Tokyo Idol Festival2013』(フジテレビNEXT)など、テレビ・ラジオなどの構成を担当。「サイゾー」(小社刊)、「SPA!」(扶桑社)などでもアイドル関連のインタビューを中心に執筆中。

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