アフィリア・サーガ委員長が語るアイドルとは？「ファンの金銭事情までわかってるアイドルは私たちだけ！」

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――昨今のアイドルブームもあり、たくさんのアイドルが生まれ続けています。「ブームだから」だけで語られがちなアイドルですが、そのスタイルや考え方は千差万別。そこでこの連載では、“アイドル自身が考えるアイドルとはなんなのか？”を語ってもらい、アイドルの神髄を探っていきましょう。放送作家エドボルがアイドルたちと共に今、あえて世に問う！「アイドルなめてませんか？」

　記念すべき第1回に登場いただくのは、11月13日に11thシングル「S・M・L☆」をリリースされたばかりのアフィリア・サーガより、委員長ルイズ・スフォルツアさん。“店舗型アイドル”の元祖ともいえるアフィリアだからこそ、ファンともより近い関係を築いてきた彼女が考える、アイドルとは？

――今回が第1回ということで、ルイズさんがトップバッターです！

ルイズ　わーい！　やったー！

――早速ですが、この連載では「アイドルってなんだろう？」というテーマで、いろいろお話を聞いていこうと思うんですね。

ルイズ　深いですね。

――まず、ルイズさんがアフィリア・サーガの“委員長”ということで、代表して、そもそもアフィリア・サーガってなんなのか、教えてください。

ルイズ　ざっくりというと、「王立アフィリア魔法学院」という魔法の国をコンセプトにしたお店が実際にありまして、その池袋、上野、新宿、六本木にある4店舗で働いているスタッフの中から選抜された、11人のメンバーで活動をしているアイドルグループです。そう、アイドルグループなんですよ！

――「アフィリア・サーガ・イースト」としてデビューして、今年「アフィリア・サーガ」に改名されたわけですが……アイドルとしてのキャリアは、長いですよね。

ルイズ　もう5年ですね。

――アイドルブームが起こる直前くらいから活動をされていることになると思うんですが、ブームが起こって以降って、環境は何か変わりましたか？

ルイズ　環境は変わりましたね。私たち、（アフィリア・サーガ・イーストとしての）結成が2008年11月22日で。その日が初ステージだったんですけど、当初、応援してくれる方は（アフィリアの）お店のお客さんがメインだったので、アニメとかゲームとかコンセプト喫茶とかメイド喫茶めぐりが好きな方が私たちを応援してくださっていたんです。それが、活動を始めて2年くらいたった10年あたりから、アイドルファンの方が応援してくれるようになって、ライブの時の声援が変わりましたね。それまでは静かに見ているお客さんが多かったんですけど、そのアイドルのファンの方々がお店にも来てくれるようになって、お店も賑やかになりました。

――10年だと、ちょうどTIF（Tokyo Idol Festival）が始まったりして、アイドル全体の状況も変わったりしてましたからね。

ルイズ　TIFに参加してから、ほかのアイドルさん目当てに来ていた人たちがフリーエリアとかで私たちを見て、「気になったからお店に来た」って言ってくれる人が多くなりましたね。

――そもそも、ルイズさんはもともとアイドルに憧れとかはあったんですか？

ルイズ　モーニング娘。さんは好きでテレビで見たりはしていたんですけど、ライブに足を運んだり、あのステージに立ちたいと思ったことはなくて。たまたまアフィリアで働いていたら声をかけていただいて、その時がアイドルというものを初めて深く考えるキッカケになったんです。だから、活動を始める前までは、全然意識したこともなかったですね。

――アフィリアは、成り立ちとかが、ほかのアイドルとは違うじゃないですか。

ルイズ　違いますね。

――それでも、違和感などを感じることなくやれたというのは、あまりアイドルに対する固定概念がなかったからなんでしょうね。

ルイズ　歌とかダンスも、初期メンバーは未経験な娘たちばかりだったんで。私、人前で歌うのとか苦手なんですよ。カラオケも、ひとりカラオケばっかりだったし（笑）。だから、自分も変わったなって。

――ちなみに、ひとりカラオケで何を歌ってるんですか？

ルイズ　だいたいアニソンですね。最近のお気に入りは『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い！』（テレビ東京ほか）のオープニングテーマだった鈴木このみさんの曲（作品名とタイトル同）。ロックな感じで好きです。

――キバオブアキバ（BABYMETALの「いいね!」などを提供）の曲ですね。やっぱりアニソンってロック調多いですよね。盛り上がる曲のほうが好きなんですか？

ルイズ　はい。ちょっとカッコイイ感じの曲がいいです。私、アニソンが好きで、アイドルさんの曲はほとんど知らなかったんですよ。

 
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