沖田、土方よりも人気!? 新選組の隊中美男5人衆に萌える女子が急増中!

 一方、『壬生狼ヤングゼネレーション』で登場する“隊中美男5人衆”は、かなりヤンチャな若者たちとして描かれている。マゲは古いと言ってそれぞれが好きな髪形をし、整列する際も、誠のハチマキにかかる前髪を指先で整えたりしている彼ら。おまけに袴も腰履きで、見廻り当番を忘れてスイカを食べたり、川で涼んだり、夜中に屋根にのぼって将棋をしたり……とにかくもうやりたい放題なのだ。愛次郎に至っては「俺が大阪から出て来たんは、あぐりと出会うためだったんかもしれへんで」と言って、大好きな女と駆け落ちしてしまうほど。しかし、残っている資料によると、彼は永倉新八に「佐々木は古今の美男なり」と言わしめたほどの美男だったとか。

 また、馬越は町の女子に「ひゃーー!!馬越はん超かっこええ~」と言わせるほどの美貌の持ち主だが、実は大食いチャレンジに成功するほどの食欲の持ち主。でも、子どもが絡まれていたら助けてあげる優しさも持ち合わせている。さらに、うさぎ形のかわいいアメを落っことして真っ青になるかわいらしさも。かっこよくてナルシストな部分と子どもっぽい部分と男らしい部分とかわいらしい部分。こんなに萌えどころ満載なキャラなんてなかなかいない。

 そして、同じくナルシストな柳太郎は、かんざしを手にとり「私これ買っちゃおうかな~~(はぁと)」という女性に「ふざけんなブス!!手を離せブス!!」と言って奪い取り、「おにいさんこれください(はぁと)」と自らお買い上げ。そのまま「ね、僕に超~似合うでしょ~」とご機嫌で帰っていく。そんな姿にも、キャーキャー騒ぐ女の子たち。でも、メガネを外すとさらにイケメンだったり、駆け落ちした同期の親友・愛次郎からの手紙を家の前で何日も待ち続けたりするかわいらしい一面も。

 デカイ図体に似合わず無類の猫好きである八十八は「ニャコタン何ちてるのォ~~~~?近所のコなのォ~~?ねぇねぇ~(はぁと)」と声をかけ、毎回食堂のおばちゃんにねだって猫のエサをもらう。髪を切りに行って騒ぐほかのメンツに代わり「すみません。お騒がせしちゃって」と気遣いを見せる楠は1番しっかりしてそうだが、小柄で甘いマスクという見た目とは裏腹に、切腹の後処理をしながら「この後茶屋行かない?」と言い出す。しかし、鼻緒が切れて原田におんぶされたあげくチビ呼ばわりされたことにショックを受けて、ごはんをたくさん食べるように。……当時の新選組でもこんなやんちゃで気ままな若い隊士たちに手をやいていたのかもしれないと想像すると、かなり笑える。

 近藤勇や沖田総司、土方歳三といったメジャーどころではなく、若手でまだまだ謎の多い隊中美男5人衆のほうが、萌えどころも妄想も無限に広がるはず。もしかしたら、これからは彼らの時代がやってくるかもしれない。
(文/本名ありむ)

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