アイドル界の“治外法権”アリスプロジェクトから新ユニット『アイドル妖怪カワユシ（はぁと）』堂々デビュー！

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堂々としたパフォーマンスを見せるアイドル妖怪カワユシ（はぁと）

　11/7に人気“地下”アイドルグループのアリス十番やスチームガールズらが所属するアリスプロジェクトが関係者と一部の厳選されたファンを招いてのコンベンションライブを開催した。出演した、アイドル妖怪カワユシ（はぁと）、トッピング☆ガールズ FINAL、アリス十番、スチームガールズ、仮面女子、が元気いっぱいのライヴを披露してくれた。

　ここで注目なのはイベントの先頭を切ったアイドル妖怪カワユシ（はぁと）だ。このユニットは、アリスプロジェクト所属タレント全員の中から選抜された５人、早瀬愛夢、川村虹花、黒木ひなこ、黒瀬サラ、天木じゅん、で構成されており、11/6にデビュー曲をリリースしたばかりの新ユニットだ。なんと、デビュー曲『カワユシ（はぁと）アラワル』は事務所初のメジャーリリースだ。レーベルは最大手のワーナーミュージック・ジャパン。しかも作曲はヒャダインこと前山田健一で、プロデューサーには古坂大魔王が就任している。なんとも華々しいデビューを飾り、発売日のデイリーオリコンチャートが11位を記録するというおまけまで付いた。

　アリスプロジェクト代表のせいじ氏はイベント冒頭の挨拶で、「インディーズという言葉にこだわりたい」「地下アイドルという言葉をあえて全面に出したい」と言っていたのだが、インディーズや地下アイドルにこだわるのならばメジャーデビューというのは矛盾するのではないだろうか。イベント終了後、せいじ氏に真意を確認すると「今回はバラエティ番組のアイドル黙示録から生まれたユニットという背景があります。取り組みの一環としてメジャーデビューというものがあったという感じです。初の試みになるので何か化学反応が起こればいいなと思います。デビュー後は皆さん次第だと思いますが、分かりませんね。今後もメジャーデビューに関して積極的な姿勢は取らない方向です」と語った。
　
　事務所の看板であるアリス十番やスチームガールズを差し置いてのメジャーデビューだ。これまで事務所を背負ってきた先輩として森カノンと立花あんなに心境をうかがってみると、「先を越された感はあります。頑張って欲しいとは思いつつもやっぱり悔しいです」（森カノン）、「アリス十番から２人も選抜されているので頑張ってほしいとは思いますが、アリス十番でもメジャーデビューしてオリコン記録を塗り替えたいです」（立花あんな）と語った。事務所内のタレント同士に対してこういった悔しさを全面に出せるのは、アリスプロジェクトの“社風”とも言うべき良いところだ。常に危機感、崖っぷち感を隠さず、華々しい面だけをファンと共有させないところが、多くのファンを集める要因の一つだろう。

　年末には「アーマーガールズ」なる新ユニットのデビューを計画しているらしい。鎧や兜をテーマにするそうだ。兜だけじゃなく鎧までもコンセプトに入れるとなると、全身が隠れてしまう気がするが、アリスプロジェクトにしかできない想像の斜め上をいくアイドルユニットをプロデュースしてファンを驚かせてくれることだろう。今後もアリスプロジェクトに注目だ。
（文=Leoneko）

※その他の出演ユニットギャラリー(PCのみクリックすると拡大します)

トッピング☆ガールズ FINAL

アリス十番

スチームガールズ

仮面女子