「ヌーディストビーチ」の登場に視聴者釘付け!?怒涛の展開を見せる『キルラキル』

――毎日、何本ものアニメが目まぐるしく放送されている現代日本。これだけ放送本数が多いと、見るのだって一苦労……。そんな悩める現代オタクのため、「おたぽる」がオリジナル作品を中心にテレビアニメ・レビュー! これさえ読めば、気になるあのアニメのあらすじから評判までがまるわかり!!※本文中には“ネタバレ”が含まれていますので、ご注意下さい。

■『キルラキル』
第5話「銃爪(ヒキガネ)」

1311_killakill_5.jpg『キルラキル』公式HPより。

『キルラキル』も5話目。(これまでのあらすじは記事参照

「一話で二話分の密度」という評判が確立しつつある『キルラキル』ですが、今回、謎の組織「ヌーディストビーチ」の存在が明かされます。そして「ヌーディストビーチvs本能字学園」という新構図が成立、「纏流子vs鬼龍院皐月」の対立はサブストーリーになり、さまざまな伏線が錯綜し始めました。展開はえええ。

 一方で、新たに“プレヒストリー(前史)”がサブストーリーとして登場。「人と服の共存」を信じた女性・絹江(きぬえ)とは? それ以外にも気になる点がたくさん……。さらに、OPでその存在は知られていた黄長瀬紬(きながせ・つむぐ/CV:小西克幸)が遂に登場。

 では、そんな『キルラキル』第5話のあらすじ。

 ヒャッハーなバイクに跨り本能字学園へ向かうモヒカン男。この男こそ、「人と服は共存できない」と考える反制服ゲリラ・黄長瀬紬です。彼は、流子(CV:小清水亜美)から神衣・鮮血(CV:関俊彦)を奪うため、学園にやってきたのでした。

 学園では、生物部に楽勝した流子がのどかに過ごしていました。そこに黄長瀬が襲いかかり、鮮血を奪いとろうとします。その時、流子たちをかばうように、一本のマチ針が飛んできて、黄長瀬の手に刺さるのです。そして、「明日、また脱がせに来る」という、なんだかヤラしい言葉を言い残して黄長瀬は去るのでした。

 その夜、スラムの居酒屋には美木杉愛九郎(CV:三木眞一郎)と黄長瀬の姿が。2人は関西地方を残すのみとなった本能字学園の全国制覇に対抗する組織「ヌーディストビーチ」のメンバー。組織のために神衣の力を利用したい美木杉に、黄長瀬は「もし(流子が神衣に)飲み込まれれば鬼龍院以上の脅威が誕生する」とこたえます。どうやら神衣にはまだ明かされない闇があるみたい……。

 次の日、流子と黄長瀬、さらには四天王の一角である文化部統括委員長・蛇崩乃音(じゃくずれ・ののん/CV:新谷真弓)が放った刺客たちを加え、三つ巴の戦いが始まります。しかし、黄長瀬の「生命戦維と人体を遮断する針」のサブマシンガン攻撃に刺客達は惨敗、鮮血の覚醒を解かれた流子も男子トイレに追い詰められてしまいます。絶体絶命!

「生命戦維は寄生虫だ」と断言する黄長瀬は語ります。かつて「人と服は敵じゃない」と信じ、最後には服に裏切られた女・絹江のこと。そして、流子も彼女と同じ末路になるのだ、と。

 そこで、お約束の満艦飾マコ(CV:洲崎綾)劇場が始まります。

「わたしは今まで頭の中にしか友だちがいなかった! でも流子ちゃんに会って友達ができた! そんな流子ちゃんなら服とだって友だちになれる! むしろ、もうなってる!」

そして流子に言うのです。

「ダメじゃない、お友だちは大事にしなきゃ」

 泣けます(ネットでも今回のマコ劇場は泣けたという声多数)。でも、状況は変わらず、鮮血をかばう流子に銃口を向ける黄長瀬。その瞬間、「流子に手を出すな! わたしは許さない」とメンチ切ってスゴむ鮮血。黄長瀬はうろたえます。そこに蛇崩が乱入。2人を捕らえようとしますが、黄長瀬は流子と鮮血を連れ、首尾よく逃げ果せたのでした。

 流子が目を覚ますと、そこは美木杉の部屋。完敗を自覚した流子が鮮血に話しかけます。「わたしたちはもっと強くなれる。一緒なら。(わたしたちは)友だちだ」と。黄長瀬は、流子と鮮血の絆を見て「人と服の共存」の可能性にかける気になったのでしょうか。学園を去る黄長瀬が美木杉に言い残します。

「チャンスをやるだけだ。綻びが見えれば、また脱がせに来る」

 それにしても、絹江さんの描写で筆者はすぐに『新世紀エヴァンゲリオン』の主人公の母・碇ユイを想起してしまいました。そういう視聴者も多いのでは?

 ウェブでは「第1話の”神戸の刺客”は関西の伏線では?」「(第2話で)マコが”サブイボ”(サブイボは関西弁)って言ってたのも関西の暗示?」など、”関西”を巡る伏線を探る声が多いようです。ますますマコの正体が気になる!

 そうそう、今回みたいなマジメ回でもエロは健在。マコの下乳、流子の下着姿&ノーブラ姿など。でも、サスペンダーをパチンと鳴らす流子がもっと観たい!(切実)
(文/尾野スミ)

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