「聖地巡礼」の元祖作品『究極超人あ~る』から見える成功のコツ

 昨年は、自転車を担いで豊橋経由で飯田線そのものも堪能しながら、現地取材へと旅立った筆者(記事参照[日刊サイゾー])。今年も、やっぱり自転車を担いで現地へと向かった。記事を書くためには、全身を使わなければならない……。と、いうわけでグルメ紀行も加えながらイベントの様子をお伝えする。

 昨年は、各駅停車で豊橋を経由して、伊那市へと向かった。元ネタのアニメでは、踊り子号で石廊崎まで行った後に、豊橋へ向かう流れだ。しかし、それを再現するのはあまりにもキツイ。そこで、東海道線で豊橋へ一直線、そこから飯田線に乗り換えて……という短縮ルートを利用したのだが、それでもやっぱりキツかった。なにせ、始発で東京駅を出発したのに伊那市駅に到着したのは、既に陽がとっぷりと暮れた頃だったのだ。

1310_r_1.jpgまず、自転車を輪行袋に詰め込むのが一つの試練。来年は甲州街道で自走しよう。


 そのため、今年はちょっと甘くして、あずさで岡谷駅へ一直線。そこから、飯田線に乗り換えて伊那市駅へと向かうことに。かくて、イベント前日の昼過ぎ、愛車に荷物を積み込んで、新宿駅へと向かった筆者。せいぜい30分程度だと舐めていたら甘かった。なにせ、東京の天気は快晴。上からは太陽の光が降り注ぎ、アスファルトの照り返しが……真夏の日中に空きっ腹で自転車に乗るのは危険である。目の前にあった蕎麦屋に避難し、大休止……。

 どうにかこうにか、新宿駅に到着した筆者だが、すぐに電車に乗ることはできない。まずは、自転車の分解作業である。筆者が愛用しているのは、パナソニックのOSD3という、マニアックな自転車である。この自転車は、今ではほとんど見ないデモンタブルと呼ばれるフレームを前後に分割する輪行仕様の自転車である。この自転車の最大の特徴は、付属(現行品は別売りに)の輪行袋のサディスティックな仕様である。なぜかというと、コンパクトさを追求すべくギリギリのサイズになっているので、相当きちんと詰めないと袋が締まらないのである。どうにかこうにか、袋に詰めても、輪行仕様というのは要は「分解して電車に手荷物として持ち込むことができますよ」というだけで別段、軽かったり運びやすかったりするわけではない。

 とはいえ、電車に乗り込んでしまえばなんとかなるもの。夕方、伊那市駅に到着した筆者は自転車の組み立ても終え、同じく前泊のイベント参加者や主催者の皆さんと、伊那市駅近くの名店「いたや」で、桜肉におたぐり(馬のモツ煮)にザザムシを堪能したのであった……。

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