40代からのオタク入門 第0回

40代からでも間に合う!46歳のライターが学ぶ“オタクライフ”の楽しみ方

40代からでも間に合う!46歳のライターが学ぶオタクライフの楽しみ方の画像1(イラスト/安田三号)

 はじめまして。現在46歳のフリーライター、安田理央と申します。主に仕事をしているジャンルは三次元の不謹慎な方面です。

 高校生くらいまで……時期的には1983年、作品で言うと『戦闘メカ サブングル』【1】あたりまでは、かなりのアニメ好きだったのですが、以降はアニメやオタク的な物とは、すっかり縁遠くなってしまいました。

 それが昨年に『謎の彼女X』【2】というアニメにハマったのをきっかけに、アニメに、そして萌えに興味を持ち、修行の如く一気にアニメ視聴に励んだのです。

 その過程は「45歳からのアニメ入門」というKindle版電子書籍にまとめました。

 しかし、この修業が一段落ついてしまうと、なんだか急に冷めてしまい、ここのところは『惡の華』【3】『進撃の巨人』【4】くらいしか見ていないという体たらく。

 いや、ま、実はこの半年はNHKの朝ドラ『あまちゃん』のほうにハマりまくっていたので、アニメに熱を上げるエネルギーが残っていなかったわけなんですけどね。

 その『あまちゃん』も終わったし、この秋からは僕を「萌え」に目覚めさせた記念碑的作品『IS』【5】も第二期が始まるし、たまたま見た『キルラキル』も大変面白かったし、ということで再びアニメへの興味が湧いて来ております。よし、また見るぜ!

 なんて思っていたところへ、この「おたぽる」さんから「『45歳からのアニメ入門』の続き書きませんか?」とのご提案。おお、やってやりましょう。え、「おたぽる」って、アニメだけじゃなくて、オタク全般扱うの? じゃあ、アニメ以外にも挑戦してみましょうじゃないの。アイドル? 声優? フィギュア? ええ、なんでもやりますよ。

 え、挿絵はムスメに? えええええ! いや、実は最近、高校生の実のムスメがイラストレーターとして活動を始めてるんですよ。こんなところで、ムスメとコンビで仕事をやることになるとは……。

 ということは、僕の得意ジャンルである下ネタは書きにくいな、さすがに……。

 先日、毎年やっている仲間内のバーベキューで、以前AV雑誌の編集者だったS君が「これ見て下さいよ!」と、なんか四角いものを持ってきてくれました。『Air』というアニメのブルーレイボックスでした。

「あ、ありがとう。見てみるよ!」

と受け取ったものの、この作品タイトルは聞き覚えがあります。アニメ修行の時に僕の師匠として導いてくれたtagさんが「難易度高い」と言ってた奴ですよ。

 でも、ま、せっかく貸してくれたので、見てみましょうか。

 ……こ、これは難易度高けぇ! 全部見終える自信ねぇ! 

 そんな感じで、前途多難なムードが漂っておりますが、「40代からのオタク入門」、スタートいたします。ムスメの安田三号ともどもよろしくお願いいたします!
(安田理央)

<作品メモ>
【1】『戦闘メカ サブングル』
1982年〜83年まで、名古屋テレビの制作で、テレビ朝日系にて毎週土曜に放送された、日本サンライズ(現・サンライズ)によるのロボットアニメ。日本サンライズ創立10周年の記念作品として、全50話で放送された。『ガンダム』の富野由悠季が原作を担当した作品でもある。「泥棒、殺人、あらゆる犯罪は三日逃げ切れば全て免罪」ーー惑星ゾラの不文律「三日の掟」の中で、両親を殺した仇への因縁と戦う少年の姿を描く。

【2】『謎の彼女X』
コミック誌「月刊アフタヌーン」(講談社)の2004年10月号に掲載された植芝理一の読切作品『謎の彼女X』が好評だったため、06年5月号より同誌で連載がスタート。12年4月期より、アニメが独立局ほかにて放送された。唾液で感情を伝えるという特殊な能力を持ち、「ハサミ」が趣味という変わった女子高生「謎の彼女X」と主人公の恋を描いた作品。

【3】『惡の華』
コミック誌「別冊少年マガジン」(講談社)にて2009年10月号から連載中の、押見修造による少年マンガ。13年4月期に、独立局等でアニメも放送された。ボードレールに心酔する中学生・春日高男は、本能的に好きだった女子の体操服を盗んでしまう。その一部始終をクラスメイトの女子に見られたことから、彼女によって春日の生活は翻弄されていく……。思春期特有の若者の激情を描いた。

【4】『進撃の巨人』
コミック誌「別冊少年マガジン」(講談社)の2009年10月号から連載されている諫山創による少年マンガ。13年4月期より、アニメ版も放送された。突然現れた人を食う巨人たちと、閉鎖された空間に閉じ込められ、その巨人たちと戦う人間達の葛藤の様子を描いたダークファンタジー。

【5】『IS(インフィニット・ストラトス)』
2009年より発刊されている弓弦イズルによるライトノベル。10年より「月刊コミックアライブ」にて、赤星健次によるマンガ版も連載されている。アニメは、11年1月より第1期が、この10月より第2期が放送されている。女性にしか反応しない世界最強の兵器「インフィニット・ストラトス」、通称「IS」(アイエス)の出現後、男女の社会的パワーバランスが一変し、女尊男卑が当たり前になってしまった時代。しかし、主人公の織斑一夏は、男性でありながらISを起動させてしまったため、その操作術を学ぶIS学園に入学させられてしまう。

安田理央(やすだ・りお)

40代からでも間に合う!46歳のライターが学ぶオタクライフの楽しみ方の画像2

1967年、埼玉県生まれ。主にフリーライター。及びアダルトメディア研究家、ニューウェーブ歌手、など。主な著書に「日本縦断 フーゾクの旅」 (2004年 二見書房)「エロの敵 今、アダルトメディアに起こりつつあること」(2006年 翔泳社 雨宮まみと共著 )、「45歳からのアニメ入門」(2013年 Kindle 田口こくまろと共著)などがある。本連載イラスト担当、安田三号は長女。
●公式サイト<http://www.lares.dti.ne.jp/~rio/
●公式ブログ<http://rioysd.hateblo.jp/

45歳からのアニメ入門

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