“日陰者”戦車マニアの悲願『ガールズ&パンツァー』オフィシャルブック3冊連続発売!

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 女子高生が戦車を使った武道「戦車道」が、茶道や華道と同じく、大和撫子のたしなみとされている世界を舞台にしたアニメ『ガールズ&パンツァー』。それまでミリタリーオタクの中でもニッチな存在だった戦車をメインストリームにまで押し上げ、大ヒットを記録している作品だ。そのオフィシャルブック『ガルパン・アルティメット・ガイド ガールズ&パンツァーを100倍楽しむ本』(11月1日発売)、『大洗ガルパン・トラベル・ガイド ガルパン聖地巡礼の手引き』(11月13日発売)、『ガルパンの奇跡 “美少女と戦車アニメ”大ヒットの裏側』(2014年3月31日発売、すべて廣済堂出版)が3冊連続でリリースされる。

 これまでも、戦闘機を題材にしたアニメ『ストライクウィッチーズ』や、軍艦を題材にしたゲーム『艦隊これくしょん』など、美女と軍モノの組み合わせがミリオタとアニメ、ゲームファンの心をつかんできた。ただ、これらの場合、戦闘機なら映画『トップガン』をはじめ、近年でも映画『永遠の0』やドラマ化もされた小説『空飛ぶ広報室』(幻冬舎)、軍艦なら映画『亡国のイージス』や『男たちの大和/YAMATO』、先日衝撃のデビューを飾った海上自衛隊の護衛艦いずもなど、いろいろな映画や小説の題材になるほどの人気分野。マニアでなくてもF-14や零戦、紫電改、F-4、戦艦大和・武蔵・三笠などの機体名や艦名を一度は見たり聞いたりしたことがあるはずだ。

 そこに来て戦車は、八九式中戦車、ヤークトパンサー、ティーガー戦車(これはギリギリ有名な部類)など、一般にはまるで浸透していない名前ばかり。それゆえ、ミリオタの中でも戦車オタは日陰の存在だった。戦車を題材にした作品でメジャーなのが1970年公開の映画『パットン大戦車軍団』くらいしかないことからも、いかにこの分野の知名度が低いのかもわかるだろう。

 ところが、アニメ『ガールズ&パンツァー』が放送されるやいなや、戦車マニアの中でもマニアックとされる車両が登場したり、その影響で本来なら店頭でホコリをかぶっているはずの戦車のプラモが売り切れになっていることが話題となり、それまで息をひそめていた戦車ファンが表舞台を闊歩し、戦車どころか軍モノに興味がなかった一般のファン層にまでその人気が波及するに至っている。この現象は今週発売の「週刊少年ジャンプ」で、ミリタリーモノの解説では絶大なる信頼と実績を誇る『こちら葛飾区亀有公園前派出所』でも取り上げられたほどだ。

 これまで「戦車好き」がなかなか公言しづらかった戦車ファンにとって、『ガールズ&パンツァー』は、市民権を得ることができた救世主ともいえる作品。オフィシャルブックで、作品の楽しみ方と、知られざる戦車の魅力に迫ってみよう。

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ガルパン・アルティメット・ガイド ガールズ&パンツァーを100倍楽しむ本
出版社:廣済堂出版
発売日:11月1日発売
価格:3150円

大洗ガルパン・トラベル・ガイド ガルパン聖地巡礼の手引き
出版社:廣済堂出版
発売日:11月13日発売
価格:2415円

ガルパンの奇跡 “美少女と戦車アニメ”大ヒットの裏側
出版社:廣済堂出版
発売日:2014年3月31日発売
価格:945円

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