『マジンガーZ』が美少女に!! 声優が語った『ロボットガールズZ』の魅力

1310_robotgirlz.jpg(左上段より)ダブラスちゃん役の東山奈央さん、久川綾さん、ガラダちゃん役の森下由樹子さん、(下段左から)荒浪和沙さん、本多真梨子さん、 水瀬いのりさん。

 マンガ家・永井豪先生の生み出した『マジンガーZ』、『グレートマジンガー』、そして『UFOロボ グレンダイザー』……1970年代、ブラウン管の中で少年たちの心をときめかせた黒鉄のスーパーロボットたちがいた。そして21世紀の現代、かつてのヒーローたちが正義の心もそのままに、美少女キャラ(!!)になって帰ってきた! そんな東映アニメーション製作の新番組『ロボットガールズZ』は、大人となったかつての少年たちも現代の若きアニメファンたちも等しく楽しめる痛快娯楽アニメなのだ!!

 そこでおたぽる編集部では、第1話~第3話のアフレコを終えた声優さんたちを直撃取材。今回は、本作のキャラ紹介を兼ねて敵司令官・あしゅら男爵を務める久川綾さんとロボットガールズZの本多真梨子さん、水瀬いのりさん、荒浪和沙さんお三方のコメントをお届けしよう。

1310_ashla.jpg(c)ダイナミック企画・東映アニメーション (c)ロボットガールズ研究所

 まず、敵方である・あしゅら男爵を演じるのは、『美少女戦士セーラームーン』のセーラーマーキュリーほか透明感のある女性キャラに定評のある久川綾さん。あしゅら男爵は、Dr.ヘルに仕え、機械獣ガールズを率いて世界征服のため奮闘する女性司令官。ロボットガールズたちに思うように勝てない機械獣たちについて頭を悩ませる、優しい性格設定となっており、左右半身ずつ別々にしゃべる男女声を久川さんひとりで演じ分けている。

 今回の役どころについては、「(あしゅら男爵は)全然悪役なのではなく、本当にお母さん的な気持ちを大事にしなくちゃならないキャラだな、というのがよくわかりました。最初はボスみたいな役かなと思ったら、実は子どもに振り回されてオロオロするお母さんみたいな、大変苦労する役割でした。上からも怒られ下からも怒られ……“板挟み”な感じですね(笑)」(久川)と語った。

1310_z.jpg(c)ダイナミック企画・東映アニメーション (c)ロボットガールズ研究所

 そして、主役のひとりである『マジンガーZ』をモチーフにしたZちゃんの声を担当するのは、『生徒会の一存』の桜野くりむ役で知られる本多真梨子さん。Zちゃんは、ロボットガールズチームZのリーダー格。猪突猛進で突っ走る熱血少女だが、義理人情に厚く友達思いの姉御肌の一面もうかがえる。

 本作について、「ほかの皆さんのお芝居を聞いてるだけで、ロボットガールズの世界といろんな人たちの個性の両方がキラキラ輝いて見えて、現場がすごい楽しいです! ロボットガールズ3人揃って正義の味方かと思いきや、実はそうでなかったりする部分もあるんですけれど……。『こんなにハジけたお芝居してもいいんだ!』と思わせていただいて、楽しい気分でいっぱいです」(本多)と、満面の笑みを浮かべていた。

1310_great.jpg(c)ダイナミック企画・東映アニメーション (c)ロボットガールズ研究所

 続けて、『グレートマジンガー』が美少女となったグレちゃんを演じるのは、水瀬いのりさん。グレちゃんは、ロボットガールズの中で最年少。斜に構えた態度を取る皮肉屋で、年上にも容赦がない。頭はいいのだが、普段は引きこもり気味な所がある。戦闘力も高いが、弱点の背中を攻められると腰砕けになってしまう。これは『グレートマジンガー』の映画『UFOロボ グレンダイザー対グレートマジンガー』での設定を踏まえていると思われる。

「(『ロボットガールズZ』は)1話が約10分ぐらいなんですけど、一回録るごとにすごい達成感というか、大作を作ってる感があります。やられ役の敵キャラクターがすごく重要な扱いをされているのが気に入っていて……。私たちロボットガールズ3人がカッコよく見えるのは、敵が景気よくフッ飛んでくれるからです(笑)。先の展開を私たちも知らないので、台本や本編を見て初めて『ああ、今日はこの人たちをフルボッコするんだな』って楽しみが出てきました(笑)。でも正義のために戦ってますんで、見ている方もスカッとすると思います!」(水瀬)

1310_glenda.jpg(c)ダイナミック企画・東映アニメーション (c)ロボットガールズ研究所

 最後に、荒浪和沙さん演じるグレンダさんを紹介しよう。グレンダさんは、『UFOロボ グレンダイザー』をモチーフにしている。落ち着いた雰囲気で言葉遣いも丁寧なチーム最年長。だが、多数の下僕を抱えるとされる天然キャラで女王様。おっとりしているが、言動に黒い性格が見え隠れする。どこかの国からの留学生らしいが、詳細は不明。制服の肩章が、武器であるダブルハーケンに変化するようだ。

 荒浪さんは今回の収録を終えて、「個人的に共演したいなぁと思っていた役者さん、尊敬する方やテレビで見て気になっていた方々……特に久川綾さんと共演できたのがうれしかったです! それと、(本作は)キャラクターの性格が激しくデフォルメされていて癖が強いので、演じる方の個性がそのまま出てる気がします。今後も新キャラが出てくるたびに新しい発見がありそうだなと、すごく期待してます!」と、今後のアフレコへの期待を覗かせていた。

 ちなみにロボットガールズチームZの性格は、原典の各作品の主人公パイロットたちを下敷きにしている。ヘルメットのデザインはそれぞれのロボットがモチーフで、彼女たちの髪型は、各作品のヒロインのヘアスタイルをそれぞれ模していると察せられる。(『マジンガーZ』の弓さやか、『グレートマジンガーZ』の炎ジュン、『UFOロボ グレンダイザー』のグレース・マリア・フリード)こうした細かい設定も、原作のオールドファンの心をくすぐることは間違いないだろう。そんな『ロボットガールズZ』、ぜひ原典シリーズのアニメで予習をして、2014年1月の放送開始を待つべし!!
(取材/文・出口ナオト)

『ロボットガールズZ』
2014年1月より東映チャンネル(スカパー!・ケーブルテレビほか)にてTV放送開始!
http://www.robot-girlsz.com/
企画 近藤修治、小林憲司、金子建
プロデューサー 森山義秀
監督 博史池畠
ラインプロデューサー 坂上貴彦
原作 永井豪
シリーズ構成 兵頭一歩
キャラクターデザイン 川上哲也
美術監督 渡辺紳
美術設定 新妻雅行
色彩設計・色指定 佐々木雅人
撮影監督 荒幡和也
編集 三嶋章紀
音響監督 本山哲
協力 ダイナミック企画、スタジオオルフェ
制作協力 LandQ studio’s
制作 東映アニメーション、東映ビデオ、東映チャンネル

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