『寫眞館/陽なたのアオシグレ』1日限定上映会に潜入! 両監督への独占インタビュー

――早速ですが、今回新進の制作会社であるスタジオコロリドで作品を手がけることになった経緯をお聞かせください。

石田祐康監督(以下、石田) この企画の前に、大学時代の先生である杉井ギサブロー監督のアニメ映画『グスコーブドリの伝記』の制作に参加していました。それが終わりかけた頃に、スタジオコロリドさんからメールをいただいたのがきっかけでした。制作が始まったのは2012年の4月、そこから10月までに企画を作って、制作を開始したという感じでした。

なかむらたかし監督(以下、なかむら) 『寫眞館』は、もともとほかのスタジオで作る予定の短編企画でしたが、それが流れてしまって。そんな時に「短編を作る可能性があるよ」とお話があって、あとはトントン拍子という感じでしたね。

――企画当初から、1日限定上映というのは決まっていたんでしょうか?

なかむら&石田 いや、まったく(笑)。

なかむら だからスタジオコロリドがこの短編をどうやって世に出して、どう商売するのかな? という不安はありました(笑)。

――今回、“1日限定上映の短編”という、テレビの総集編が主流となっている今の劇場アニメとは大分違う形ですね。制作だけでなく配給まで務めたスタジオコロリド然り、日本のアニメビジネスは今変わりつつあると思います。クリエイター側から見て、アニメ業界の変化を感じることはありますか?

なかむら 石田くんもそうですが、個人がパソコンを使って短編アニメを作る、ということが可能になってますよね。そういう変化がビジネスにどう影響するのかはよく考えます。

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――石田監督は自主制作した作品『フミコの告白』をYouTubeで公開して、海外でも注目を集めました。世界に挑戦したいという気持ちもあるんですか?

石田 いずれはもっと多くの人に自分の作品を楽しんでもらいたいし、そうなると、作品作りやそれ以外のことでも海外を頭に入れなければならないのかな、とは思います。本音を言えば、よくわからないけど(笑)。

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