日本のオタク以上に日本的!? アジア・インディーズゲームの最前線
編集部
2013.10.21
また、「この発想は日本のオタク以上に日本的だ!」と衝撃を受けたのが、やはりこれまた台湾のCHILDHOOD studioがiPhone/iPadおよびアンドロイドアプリゲームとしてリリースする予定の『スライディングエンジェル』だ(きちんと日本語のロゴもあって二度びっくり!)。
本作はウォータースライダーを滑走する3Dで描かれた『魔法少女まどか☆マギカ』のマミさん風だったり、『ラブライブ!』のにこにー風だったりするヒロインたちを操作し、コース上に落ちているコインやアイテムを集めていくというアクションゲーム。ここまでならよくあるアプリゲームだが、肝心なのはここから。
無事にゴールまでたどり着いた後は、ヒロインの撮影タイムに突入。プレイヤーはナイスショットを狙うことになる。最後に滑走中に集めたポイントと写真の評価がポイントとなり、賞金が確定。その賞金で新しい水着や浮き輪、アクセサリーを入手することが可能となる。現代日本の萌え文脈に忠実な美少女達による、健康的なお色気アピールがそこはかとなく下半身を挑発する本作が台湾という異国の地が生み出したことは衝撃である。海外のクリエイターたちは、すでに日本のオタク文化を吸収し、正確にアウトプットできるレベルにまで達してきていることを痛感させられる。