【TGS】アトラスグッズも販売!脱帽もののセガの商魂にお粗末すぎる飲食スペース

1309_sega1.jpgセガの販売ブースでは、アトラス製品の売れ行きも上々だったよう。

 6月にゲーム会社・インデックスが、民事再生法の適用を申請したことがゲーム業界を中心に大きく取り上げられた。『真・女神転生』シリーズや『ペルソナ』シリーズをはじめとする人気タイトルを持つ、アトラスブランドを所有する同社の経営危機は、多くのゲームユーザーの不安をかき立てることとなったのだ。

 そうした中、去る9月18日にいくつかの報道機関が、ゲーム会社大手のセガがインデックスの事業を譲り受けると報じ話題を集めた。ところが、セガはその日のうちにプレスリリースを発表。そこには、「当社が株式会社インデックスの事業を譲受けるとの報道がなされておりますが、当社が発表したものではありません」と記されていたのだ。この発表を受けて、ゲームユーザーの間ではさまざまな憶測が流れた。まったくのデマなのか? それとも、報道機関がフライングで報じてしまったために「当社では発表していない」が、事業譲渡自体は事実なのか?

 しかし、その憶測が飛び交うのも数時間だけのことであった。なんと、セガはその日のうちに事業譲渡を受けることを発表したのである。いったい、この騒ぎはなんだったのか?

 腑に落ちないまま、その翌日である9月19日から始まった東京ゲームショウ2013の会場では、セガの物販スペースで多くの人が足を止めた。なんと、発表翌日にも関わらず、物販スペースではアトラスグッズの販売が行われていたのである。しかも、スペースの前に置かれた目録には「慌てて貼りました」とばかりに、アトラスの目録がハミ出して貼り付けられていたのである。「急ごしらえ」とはまさに、このこと。それにしても、事業譲渡が決まった翌日に、早くも物販を始めるとは……。商機を逃さないやり方には脱帽である。

 まさに商売人の鏡というべきセガの物販スペース。だが、その奥には逆に「やる気あるのか?」と唖然とするスペースもあった。それが、さまざまな食べ物が集まる飲食スペースである。近年、こうしたイベントでは作品とコラボしたメニューが並んだりして賑わうのだが、TGSには、そうした要素はない。唯一のコラボメニューは『初音ミク』のドミノピザだけで、あとは、唐揚げ、ラーメン、焼きそば……。さまざまなご当地もののB級グルメが並んではいるのだが、いまいちパッとしないのである。

1309_sega2.jpg飲食スペースでは地べたに座り、食事をする人々の姿が見られた。(写真は1日目の様子)

 しかも、驚くのは飲食スペースに椅子が皆無であることだ。パブリックデーには、待機列ができるので、空間を空けとかなければならないのは、しょうがない。とはいえ、立ち食いのテーブルが片隅にあるだけなので、多くの人が地べたに座ってメシを食わなければならないのだ……。

 業界関係者からユーザーまで、せっかくの楽しいイベントなのに。食べ物に手を抜かれると、がっかりだよ!

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