もちろん、これがプログラミングでいうところのデバッグ作業にすぎないことは十分に分かっています。しかし、そこに、キャラクターという媒体が介在することによって、ボーカロイドへの創作意欲は、他の創作物とは異なる爆発的なパワーを持つことになるのです。
さて、次回中編では、この「1人で閉じた世界での創作活動」の結論を、一度ひっくり返してみます。初音ミクの創作は「たった1人」でありながら、同時に巨大なコミュニティの中の共同作業によって進化していくという、不思議な進化の形態について、初音ミクをプロデュースしている人、「ボカロP」と呼ばれる方のインタビューも含めて、ご説明したいと思います。
(文=江端智一/2013.01.16 BJ既出)
【目次】
【1】初音ミクを生んだ革命的技術を徹底解剖!ミクミクダンス、音声、作曲…
【2】ボカロPが語る「初音ミクの作り方」
【3】初音ミクを文化にまで昇華させた者は単なるオタク?
※本記事へのコメントは、筆者・江端氏HP上の専用コーナーへお寄せください。
初音ミクを生んだ革命的技術を徹底解剖!ミクミクダンス、音声、作曲…のページです。おたぽるは、その他、音楽、初音ミク、ミクミクダンス、ボーカロイドの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
人気記事ランキング
人気連載