TVアニメ「SK∞ エスケーエイト」はやく本編がみたい!けど、閑話休題な総集編 第9.5話

TVアニメ「SK∞ エスケーエイト」公式サイトより

 総集編なんかよりも早く続きを見させてほしい気持ちでいっぱいだが、閑話休題という形で、今までの話を振り返ることに。

 体としては、チェリーの見舞いに来たミヤとシャドーが勝手にチェリーのカーラのプロジェクター機能を使って過去の映像を見ながら思い出話に花を咲かせる、というものなのだが、まだチェリーと出会っていない部分や暦やランガの学校生活の部分までカーラに記憶されているのかと思うと、なんだか空恐ろしくなる。

 1話のときは完全に悪役だったシャドーがまさかこんなにも身内になるとは思わなかった。ランガのデビュー戦からスタートし、それぞれの初登場時のスケート映像が映される。そういえばもれなく全員ランガとの勝負に敗れているのだ。

 そしてこの作品の最初のころ、暦とランガが出会ったばかりのころの映像に映る。なぜこの時をカーラが記録していたのかは謎だが、このころはキラキラ友情スケボーアニメだった……と思わず涙ぐみたくなるくらいに、暦とランガがともにスケボーにのめりこんでいたのだった。

 ランガが転校してきて、スケートに興味を持ちまだボードに満足に乗ることもできないとき。暦がランガを引っ張ってその楽しさを伝えている姿を見ると、9話時点の二人を思うとマジで涙なしでは見られない。

 ミヤとシャドーも、暦がいないと寂しいとこぼす。シャドーが大人なのは本人同士の問題だから二人で解決するしかない、とちゃんと距離をとっているところ。さすが保護者という印象だ。

 ランガの成長は、スケートボードを始めた人あるあるが詰まっているようで、チクタクは案外するっといける、とかオーリーをマスターするまでの期間を競ったりとか、そのあたりをミヤとシャドーがワイワイしているのもかわいらしい。

 本編で取り上げられていたランガのオーリー成功までのエピソードも今見返しても最高に良い。

 ランガのために暦がボードを作ってあげたり、スケートの無限の可能性をキラッキラの笑顔で語ってくれてる暦の顔や、二人で夢中になっている姿が本当にたまらない。そんなにスケートが大好きな暦が、今やSのバッチを返還してしまうなんて……。

 そしてみんな大好き第6話の海回。この時に戻りたい、という気持ちでいっぱいだ。実在する奇祭が盛り込まれたエピソードだったが、いまだに彼らはあの時の臭い仮面がなんだったのかわかっていないらしい。

 毎週かなり濃いエピソードだったがまだ9話しかなかったのか、と思うような総集編。その中でも格段にキャラの濃いアダムのエピソードのときにはミヤとシャドーも無言になってしまう。

 この男が暦やランガ、他のキャラクターにもたらした影響は大きい。この先まだトーナメントは続き、その中で彼らはどう戦っていくのだろうか。チェリーが大怪我をした姿が見せられたがそれでもまだ続くのだろうか……?

 アダムの映像を見ていたら、チェリーが検診から戻ってくる! と慌てだすミヤ。だが映像の止め方が分からない。いろいろ触っているとカーラから突然のカウントダウンがスタートしてしまう。カーラの事だから自爆装置が仕込んであってもおかしくない、と慌てだすミヤとシャドーだが止め方がわからなすぎて、シャドーは「リラックスするミュージックをかけて」 と呼びかけてエンディングに入った。

 一番波乱を含んだ展開の真っただ中での総集編。過去を改めて見返すと苦しくなることも多いが、ここからまた暦とランガがあの頃のように戻れることを楽しみにしたい。はやく本編がみたい!

TVアニメ「SK∞ エスケーエイト」はやく本編がみたい!けど、閑話休題な総集編 第9.5話のページです。おたぽるは、アニメ作品レビューの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

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