TVアニメ『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』ほのぼのとした日常が垣間見えた第22話

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　今回はサブタイトルからも分かる通り、ほとんどが息抜き回！　最後に次回につながる盛り上がりもあったが、ほのぼのとした日常が垣間見えた。

　マァムが修行に出てしまい、今後について諸々の準備を行う充電期間。そんな中、先の戦いで自分たちの力不足を痛感した三賢者たちはダイたちのパーティに同行していからをつけたいと、その旨をレオナに相談していた。

　だがレオナからは三人にはこのパプニカを守り抜く役目があるのだからとダメだと言われてしまう。だが本心ではレオナ自身ガダイの冒険についていきたいからなのだそうだ。

　そんな話の中に、ダイがレオナに相談があると飛び込んでくる。なんでも、持っている武器がそろそろ寿命だから新しいものを探しに行きたいのだという。それならばデパートに行くのがいいだろう、と思いついたレオナ。早速デパートいきの準備を進めることに。

　一方、ポップはマトリフにダイの額に浮かび上がる紋章を描いてみせていた。それがドラゴンの紋章であることを確信したマトリフだったが、それについてはポップには明かさなかった。話を変えるように、ダイと一緒に出掛けたいというポップに餞別として魔導士のマントと輝きの杖を与え、さらに自分の顔が刻印されているベッドをつけてやる。それらを与えながら。ポップにダイが近々人としてデカイ壁にぶつかるだろうから、その時が来たらお前が支えてやってくれ、とアドバイスを送る。まだその意味に気付いていないポップはいつもよりも師匠が優しかったと上機嫌でダイの元へと戻るのだった。

　エレナは見張りについていた兵士たちを魔法で眠らせ、屋上にあった気球を使って出かけてしまう。ダイはポップを置いてきたことを気にかけていたが、エレナの中でポップの評価はまだ低いらしく、いてもいなくてもどうでもいいと言われてしまう。ポップは実は気球の下に勝手についてきていたのでこの会話を聞いてしまい、怒って登場してしまう。

　お互いあまりいい印象を持たないまま気球は目的のベンガーナ王国に向かうのだった。

　デパートのあるベンガーナ王国は、軍事・商業ともに発達した王国で世界一といわれる経済力をもって魔王軍の侵攻をふせいでいるという。街は活気で溢れ、大きなデパートに初めて訪れたダイとポップは田舎者丸出しできょろきょろしてしまう。

　エレベーターも初体験、みるもの聞くものがはじめてのものばかりで楽しそうだ。その中でダイは、ヒュンケルのつけていたようなかっこいい鎧に目が釘付けになる。レオナから買ってもいいと言われたことで購入するが、小さなダイには全く似合っていない。動きづらそうだが、本人はその内なれると脱ごうともしない。

　レオナも賢者としての服を探そうとファッションショーを開始するもネタに走ってしまって一向に決まらない。

　そんな中、ドラゴンキラーというドラゴンの皮膚すら切り裂く武器のオークションが始まろうとしていた。せっかくならいい武器が欲しいと言っていたダイにあれをもたせたいとレオナがこのオークションに熱くなってしまう。

　予算よりも高そうな剣を買う気満々のレオナたちを見て、突然占い師のような風体のおばあさんと孫娘のような二人が話しかけてくる。自分の力量以上の武器をもって強くなった気分になるのは馬鹿らしいと至極もっともなことを言ってくれる。

　だが、レオナはオークションに熱くなってギリギリまでせろうとしてしまう。ゴメちゃんがかばってくれなかったら予算オーバーで買い物をしてしまっていたかもしれない。

　オークションが終わり、買えなかったことでモンモンとしていたところに突然地震のような大きな衝撃が起こる。何事かと思って外を見るとそこにはドラゴンが5匹とヒドラが街中で暴れまわっていた。

　ドラゴンキラーを落札した男は、それを持っているならお前が倒しに行けと周りに言われていたが、彼は商売としてこれを購入しただけで戦うことはできないという。レオナはポップとダイに指示を出してこのピンチを自分たちで解決することに。

　てきぱきと指示を出すレオナを見て、やはり人の上にたつものはすごいと素直に感じたポップ。彼も自らドラゴンの方を引き受けたと向かっていく。ダイもヒドラに向かっていこうとするが、購入した鎧が重くてうまく動けない。これは邪魔だと改めて感じたダイはそれらの大部分を捨ててヒドラの方に向かっていくのだった。

　街中では先ほどダイたちに声をかけた占い師たちも逃げ惑っていた。若い方のメルルはこの危機が起こることを占いで察知していた。今までも何かよくないことが起きるのを予見して逃げてここまで生き延びてきた。

　だが目の前で困っている人をそのまま見過ごすわけにはいかない、と彼女は勇気を出して泣いている子供の元へ駆けつけた。しかし目の前にはヒドラが襲い掛かろうとしていた。絶体絶命だと思ったその時、彼女の前にダイが現れる。

　今回はかなりほのぼのとしていたが、このメルルも占い師としてパーティに入るフラグなのだろうか？次回の展開も楽しみだ。