アニメ『Dr.STONE』汽車の目的地は司帝国！第2期4話

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　音楽がない世界で、最愛の歌姫の歌が聞けるという条件で司帝国から初めて仲間になったニッキー。だが彼女はリリアンのガチオタ。CDはいいとして、ゲンのリリアンのそっくり度は55点とやや辛口だ。だがガチファンの意見を取り入れブラッシュアップを計れば精度は上がりそうだ。

　しかしいくらゲンの物まねも精度をあげても、レコードで何度も歌を流すことでごまかしきれない問題がでてくるということをリッキーは伝えてくれた。

　司はできるやつをかき集め、その帝国の力をどんどん増していっている。もちろん起こされたからといってみんながみんな司信者というわけではない。しかしそうかいってもどんどんそｎカリスマ性に惹かれていってしまう。現在、司の右腕・左腕として存在する氷河と羽京は今回の作戦の壁になることが予想されるという。彼は潜水艦のソナーマンを務めていたらしく恐ろしく耳がいいらしい。

　その彼を今はクロムたちが食い止めているのだが、かなりやばい状態を迎えていた。煙を使って羽京を巻こうと思っていたが逆に自分たちの存在が浮き彫りになり追い詰められクロムも射抜かれてしまったのかと思ったが、どの矢もぎりぎりかすめる程度にとどまっていた。マグマはこの矢の位置から羽羽京の居場所を突き止めたと突進していってしまうが、クロムはこれが相手の作戦であることを読み取っていた。羽京は自分たちを殺さずに無傷でとらえて情報を取ろうとしているのだ。ここで捕まって携帯電話を運んできたことを司たちにさとられてはいけない、と自ら白旗を上げるのだった。

　クロムはそのまま捕まり、司たちがいる場へと連れていかれる。マグマはクロムが捕まったことを知ると一人その情報を届けるために一度科学王国へと戻ることに。

　報告を受け、琥珀はすぐにクロムを助けにいこうと飛び出してしまうが、もちろんそれは最善手ではない。だがこのまま何もしないのはクロムをみすてることになってしまう。

　それならば、と千空はみんなで司帝国のもとに向かうことを提案する。科学王国全軍出撃だ。こちらの監視についていたほむらも捕らえることができた今なら司帝国の近くに陣をひくことも、そこからクロムを奪還することも夢ではないというのだ。あと半月で冬も終わる時期、座して待てば攻められて負けてしまう。それならば先に攻撃をすることが最大の防御にもなる。

　早速移動の準備が開始されるが科学道具も全部持っていくとなるとかなりの重さになり運ぶのは難しくなってくる。すると千空は「自動車を作る」と設計図を描き始める。テンションが上がっている千空だが事情がわかっているのはゲンだけだ。一体どういうものを作るのか、と村人たちは言われた作業をこなしていく。

　蜂の巣を使って蜜蝋を作ったり、過去に作った暖炉を使いまわして首振りエンジンを作ったりと相変わらず素早く必要なものを構築していく。あまりにもその創作過程が楽しそうで本来のクロム救出という目的を失念しかけていたが、余計な口さえ叩かなければ幽閉される程度で危険もないだろうと高をくくっていた千空だったが「クロムだぞ？」という琥珀の言葉を聞いて、一刻も早く車を完成させることを誓った。

　科学王国の心配は的中し、余計な口を叩いてしまっていたクロム。司に対して科学王国の科学者だと自己紹介をしてしまったクロム。千空とのいさかいの原因こそ「科学」な中、科学者だと名乗ったら消される確率は跳ね上がるが、科学について嘘がつけないクロムは正々堂々司に宣戦布告をかましてしまい、結果滝つぼに吊るされることになってしまう。

　クロムは吊るされて、何故司帝国に来たのか尋問されるが勿論何も答えない。司に科学王国ではなくこちらにつかないかと誘われ、千空の首さえ差し出せば、クロムが大好きな化学も個人で楽しむ程度には認め、村人たちも全員命の保証をするといわれても、彼はそれならば滝に落とされても構わないと言い切る。

　その覚悟をかって、ロープは切られクロムは真っ逆さまに落ちていってしまうが、それを見ていた司たちは彼を落下から救出する。彼がどうしたら裏切るのかを見ていたようだが、死を前にしても覚悟が全く変わらなかったことから彼が何をしても詳細は吐かないと判断したようだ。

　それならば、彼があらわれた場所がわかれば何をしに来たのかがわかるかもしれない、と司が羽京にどこで彼を見つけたかを問いかける。

　墓場で見つかったことを知られたらその場所を調べられて携帯電話のことがバレてしまう。だが羽京は司に、クロムを見つけたのは奇跡の洞窟でしかも一人だったと嘘の報告をした。

　クロムはなぜ彼が自分に都合のいい返答をしたのか真意が掴めず戸惑ってしまう。羽京が一体何をたくらんでいるのだろうか？

　そのころ千空たちの自動車作りは佳境にはいっていた。部品が揃いあとは組み立てるだけ。これを使ってクロムを助けに行くのだ。全てを組み立ていざ完成したそれは自動車というよりも蒸気機関車。遠くの場所に重いものがあっても早く移動ができる道具、蒸気機関車。行き先は司帝国だ。

　いよいよ全面対決目前。司帝国の腹心が一体何を考えているのか、リリアンの歌声による寝返り作戦など大きく事が進展しそうだ。