TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』エミリアとシーマの過去が交差する?第43話

TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』オフィシャルサイトより

 今回はエミリアの試練の中の過去と、シーマの語る過去が交差する。

 スバルの前に現れたシーマは消耗が激しく、エミリアが試練を抜けて戻るまでに持つか自信がないという。その前に、話しておかなくてはならないことを話したい、と彼女はゆっくりとリューズ・メイエルの記憶について語り始めた。

 それは、聖域がまだその名前を冠す前のこと。リューズの前にベティが現れた。エキドナの娘だと自己紹介する彼女と、ベティを娘のようなもの、というエキドナ。二人は今後ここによく足を運ぶことが増えるから仲良くしてもらいたい、ということから交流は始まった。

 素直ではないベティの性格を見抜き、うまく付き合い少しずつ仲良くなっていくリューズ。さらにそこに、エキドナがここに来ているのか? と何代か前のロズワールも現れる。この話を聞いてガーフィールはベティやロズワールの存在よりもエキドナが気になると発言する。今現在聖域が強欲の魔女の実験場だといわれているが、本人の話を聞くことがないからだというが、試練を受けたスバルからしてみると、ガーフィールがここでエキドナに会ったことがないという方が意外に感じた。

 リューズはあの時代を知らないものからすると、魔女の存在は遠いのかもしれない。と漏らすが、彼女にとってもこれは他人の記憶であり直接知っている話ではないのだという。

 今のところ聞いている限りでは聖域は過去から穏やかな印象を受けるが、いったい何が起こったのか? それは「破綻」 これが起こり、聖域が存在する本当の理由が訪れたのだという。

 だがこの破綻の話を前に、エミリアの試練の場へと画面は移る。幼いエミリアたちの前に現れた強欲担当のレグルス。さらにその後ろにはエミリアたちに容姿の近い少女が現れる。フォルトナは彼女の顔を見るなり警戒心をあらわにし攻撃を仕掛ける。だが、レグルスにも少女にも傷一つつけられない。

 少女は攻撃などものともせず、フォルトナに向かい鍵と封印を渡せと迫ってくる。それが魔女教の本懐を成就させるために必要なのだという。だがもちろんそれにこたえるフォルトナではない。

 フォルトナからの攻撃に少女は無反応だが、レグルスは怒り心頭。こちらに攻撃をしかけてこようとする。それを見てジュースはフォルトナとエミリアに逃げるようにいい自分がレグルスの前へと立ちはだかる。

 すぐに戻ってくると言い残してフォルトナが去ると、ジュースは小さな宝箱のようなものを取り出す。自分はこれに適合する素養はなくただ託されたものに過ぎないが、このような時のために持っていたのだとふたを開く。

 中には、ロマネコンティ司教としてスバルたちの前に立ちはだかったときに使用していた「見えざる手」 が。

 この見えざる手を使い、レグルスと互角に渡り合う予定だったのだろうが、一見優位にたてたかと思ったがすぐにレグルスは復活してしまう。少女はジュースの献身的な覚悟を賞賛し、虚飾の魔女の名において怠惰の座を与えると言いだした。

 もちろんジュースはこれを拒否。彼が望んでいるのはフォルトナたち親子の安寧だけだ。

 このジュースの攻防がどうなるのか気になるところだが、これは過去の話。エミリアはこの場を見とどけたいと願うが、逃げた自分とフォルトナを追うことが試練としてはふさわしい選択肢だとエキドナに促される。最初はそれを拒否しようとしたが、身に着けている水晶にもそれを促され、そちらに向かうことに。

 フォルトナはエミリアに「すぐ戻ってくるから」と現実味のない約束をしていた。エミリアは本能的にこれが今生の別れになりそうなことを悟り、行かないでほしいと泣きじゃくる。その姿を見て、現在のエミリアは自分がいかにフォルトナを愛していたか、この時にフォルトナがいかに自分を愛してくれていたかを痛感して泣き崩れる。

 村の様子を見ていたアーチもフォルトナの元に駆けつけ、逃げるように促してくれるが、フォルトナはここで逃げても何もかわらず、むしろこのままでは世界が滅びてしまう、と闘うことを望んだ。 

 フォルトナはみんなを守るために大事なお役目にいかなくてはならないからちょっとだけお別れだ、とエミリアを抱きしめ、村の外に出るようにと説得する。エミリアもこれ以上駄々をこねてもこの決定は覆ることはないとわかりながらも、どうしても離れたくないと言ってしまう。

 フォルトナはいつだってエミリアの側にいると約束をし、額にキスをしてかけていってしまった。

 エミリアはアーチに抱えられながら、自分が悪い子だったばかりにこんな恐ろしいことがおきてしまったのではないかと泣き続ける。アーチはエミリアを守るために必死にそれを否定しながら走る。だが、追手からの攻撃によって足を魔法で焼かれてしまう。後ろを振り返ると敵がわらわらといるのが見える。

 アーチは怪我をエミリアに悟られないように隠しながら、彼女を一人村から出すために走らせる。

 フォルトナはエミリアと別れ、ジュースの元へと戻ってきた。戻るや否や、レグルスと少女へ攻撃したためにレグルスはさらに怒り彼女に攻撃を仕掛けようとするが、それを少女が止める。ここで初めて名前が出てきたが、彼女は「パンドラ」というらしい。パンドラに自らの行動を制御されたことで、レグルスの怒りは彼女にも及び、一瞬でパンドラを切り刻む。

 パンドラという抑止がなくなり、さらに手が付けられなくなるレグルスはフォルトナとジュースに手をかけようとする。ジュースはフォルトナを逃がそうとするが、彼女はジュースがいない世界など考えられない、と二人で力を合わせそこで散る覚悟もできていることを示した。

 レグルスは自分を無視して盛り上がっていることにも耐えられないという様子で早速襲い掛かろうとするが、殺したはずのパンドラが姿を現し、レグルスを連れてきた目的は達したからもう帰ってもいい、と宣告する。

 突然のものいいにまたしてもパンドラに攻撃をしかけようとしたが、「ここにいるはずがない、屋敷で妻に囲まれて過ごしている」 と言うとレグルスが本当にここにいるはずがなかったかのように消えてしまう。

 さらに、彼はいなかったはずなのだからと彼によって傷つけられたジュースの怪我も全て消え去っていた。

 だが彼の中に入った怠惰の魔女因子は消してくれなかったという。

 ジュースはフォルトナに、二人でパンドラを打倒しようと、エミリアのためにできることをしようと、立ち向かう決意を固める。

 エミリアは二人が戦っていることは知らず、アーチにいわれたようにただ必死に走っていた。自分のせいではないとアーチはいってくれたけれど、何かをしなくてはいけないのではないかという思いが彼女の脳裏に浮かぶ。先ほどパンドラが「鍵と封印をここに」戸言っていたことを思い出し、それが欲しくてこんなことをされるなら、あげてしまえばいいのだ、と封印の場所にいくことを思い立つ。

 だが場所がわからない。すると、微精霊が彼女を誘導してくれる。仲間を得たような心強さで走り出すエミリアだったが、封印の前にたどり着くとそこにはパンドラが待ち受けていた。

 パンドラがいるということは、フォルトナとジュースはどうなってしまったのか。この封印を解くことで、村が雪に閉ざされてしまうのか? いったいエミリアは何をしてしまうのか。 次回も見逃せない展開になりそうだ。

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