TVアニメ『ホリミヤ』なぜこのタイミングで告白?第4話

TVアニメ「ホリミヤ」公式サイトより

 元が四コマ漫画なのだろうか。話の流れが小さい話をなんとかつないで作っている感じがしてどうにも1話通してのテンポが悪いように感じる。だけど今回で一気に話が進んだようだ。

 体中に入れ墨が入っているためジャケットを脱げない宮村のことはわかるのだが、石川も長袖ですごしていることに違和感を感じる。どうやら季節は夏になったようだ。石川が帰宅しようとした際に上空からプリントがふってきた。それは生徒会の河野がやってしまったミスのようだが、散らばったプリントを拾うのを手伝い、届けてやる石川。

 一人でプリントの整理をしていた河野を見て、誰がみているわけでもないのにしっかりと生徒会の仕事をしている河野を素直に偉いと思った中村はそれを本人にぽろりとこぼしてしまう。ここから河野は石川のことを意識しだすようになったようだ。

 シーンは変わり、宮村と待ち合わせて帰宅しようとする石川。宮村はアイスを食べながら待っていた。なんでも堀が待っている間に二人の分としてアイスをくれたのだそうだ。だが、残っていたアイスはメロン味。その味は石川の苦手な味でたまたま通りかかった生徒会長の仙石に食べてもらう事に。

 一緒にアイスを食べながら雑談をして、生徒会室はクーラーが聞いていて羨ましいという話に。仙石がたまに遊びに来てもいいよ、といった言葉を真に受けけて二人は堀たちも誘って遊びに行くことに。

 生徒会メンバーと堀と宮村、石川、由紀のいつものメンバーで生徒会室に集まり、じゃんけんをして負けた人たちでジュースを買いに行くことに。負けたのは堀と宮村。二人がいなくなったことで、綾崎は本当に二人はつきあっていないのかという疑問を口にする。綾崎的には、宮村よりも石川とのほうが堀には似合っている印象があるようだ。

 だが石川はそれに喜びつつも最近やっと堀に対しての思いに諦めがついてきたところらしく少し落ち込んでしまう。河野はその時初めて石川が堀のことを好きだったことを知り、複雑な気持ちに。生徒会長は元々堀と幼馴染だったので、彼女と付き合うなら相当のMじゃないと務まらないと思う、とこぼしていた。

 皆が自分たちの噂話をしているとはつゆ知らず、堀と宮村はジュースを購入していたが、宮村が小銭を落としたり、コーラの缶を落としたりと帰るまでに時間がかかってしまっていた。

 遅い帰りに二人で何かしているのでは、と話題が持ち上がった際に二人が戻ってくる。コーラを頼んでいたのは石川だ。落としてしまったことを、「やってしまった」といって謝ったことから石川は堀と宮内が学校内でいかがわしい行為をしたように勘違いしてしまう。この勘違いトークのところがあまりにもわざとらしすぎて、見ていてなんだか白けてしまった。落としたことを「やっちゃった」って言うだろうか、しかも何回も。

 コーラを開けたところでやっと「落としちゃった」という単語が出てきてネタばらしのようになったがなんとも微妙な空気でこのエピソードは終わってしまった。

 場所は変わって堀の家。一緒に宿題をしているが、どうやら部屋のクーラーが壊れていて暑いらしい。暑さには慣れていると宮村は返すが、寝るときは服を脱いでいるという発言から、堀の妄想が膨らんでしまう。そもそも宮村はいつも恥ずかしがったりしないと考え、どこまでが恥ずかしいのかどうかをためすことに。 

 入れ墨を見せて、といったらなんの躊躇いもなく衣服を脱ごうとするし、石川に脱げと言われても躊躇しなそうだ。質問がどんどんおかしくなる堀に宮村が事情をきくと、どういう状況だと恥ずかしがるのかと聞かれ、答えに困ってしまう。宮村は色々考え、最近あった恥ずかしかったことを堀に語って聞かせることに。

 最近中学の同級生、進藤に出会った宮村。彼は会うなり宮村にも春が来たようだなどと話し出す。何を言ってるのかと思ったら、どこかで堀と歩いているのを見られたようだ。堀が彼女だと勘違いしたらしいが、それは彼女にも迷惑だというと、彼女なのに「堀さん」って呼んでるのかと馬鹿にされ、悔しくなって名前で呼ぶと答えてしまったという。

 これのどこが恥ずかしいのかと言いたくなるが、彼的には堀を彼女に間違われたことは照れる部分なのだそうだ。

 そんな話をしていると折よく噂の進藤からメールが届く。どうやら彼女が出来たという報告で、メールには「お互い避妊には気をつけよう」という文言が。メールに画像が添付してあるのを見て堀も見たがったがこんなの見せるわけにはいかない。つい大声で「見せられるか!」と怒鳴ってしまう。

 そしてすぐさま進藤に電話し、「死ね」とだけ言って切ってしまう。そんな宮村の姿を始めてみた堀は石川と話すときもそんな風にしてみたらいいのにとこぼす。宮村的には石川とは進藤ほどの距離感ではないと感じているらしいが、堀から見ればもうだいぶ仲がいいように見える。それを伝えるとなんだか気持ちが悪いにやけ顔を見せてくる宮村。彼の友達との距離感はなんだか不思議だ。

 別日、買い物を終えて帰宅途中の堀に、進藤が声をかける。だが堀は進藤の顔がわからず困ってしまう。そこに宮村と石川がいきがけたことで、気になっていた中学時代の同級生を紹介してもらえることに。

 宮村曰くバカである進藤は、高校を留年してしまいまだ現在も2年生なのだという。だがこの近辺では一番頭のいい進学校に通っているときいて進藤のイメージがかなりぼやけてしまう。頭がいいが要領が悪いのだろうか。

 進藤と接しているときの宮村の様子は石川からみてもいつもと違う印象を与える。彼は、中学のときに周りと馴染もうとしなかった宮村に唯一声をかけてくれた人物で、間違いなく中学時代の彼の世界を変えた人間だ。高校ではそれは堀にあたるようだ。結局不思議なメンバーで一緒にファミレスにいくことになったようだ。

 翌日、風邪をひいた堀は朝から創太に学校に行くなとベッドに寝かされ、学校を休んでしまう。夏風邪は馬鹿が引くものだという認識故に風邪をひいていないと言い張りたいところだが、38度という結果が出てしまうとそうもいかない。

 もうろうとする意識のままベッドでまどろみ、悪夢をみてしまい眼をさますといつの間にか宮村が部屋のなかに。創太から連絡をもらったとのことだが、それにしても普通に家に上がっているの怖すぎるだろ。

 具合を伺い、タオルをくれて薬も出してくれる宮村。用事が済むと宮村はそのまま学校に向かおうとする。その姿が夢の中でみた幼いころ、具合が悪いのに母が仕事に行ってしまったときの心細さと重なり、つい引き留めてしまう。

 宮村は「どこにいくの?」と引き留められたが、堀は本当は「いかないで」と幼いころにも言いたかったのだろうと察し、自分は堀に出ていけとか必要ないといわれない限りどこにもいかない、と堀が不安にならないように手を握って優しく言ってくれた。それで堀も落ち着いたのか、大人しくベッドに戻った。

 家を出る前に薬を飲むことと水分をとること、そして学校には連絡していたことなど連絡事項を並べる宮村。その時にまるでついでのように「堀さんの事が好きなんだけど。結構前から」と爆弾を投下して宮村は帰っていった。

 熱で寝ててちゃんと聞いていないと思っていったのか、それとも聞いていることを確信していったのか、とりあえずちゃんと聞いてしまった堀は大パニックである。だが、堀はこの言葉を改めて宮村に確認したり、もう一度言ってほしくないと考えており気付かないふりをしていれば、このままでいられるのではないかと思案し始めた。

 これは、今の関係がいいから堀は別に宮村が好きじゃないってことになるけど、堀どう見ても宮村好きじゃん―――。何メンドクサイことしているんだ。次回どっちかに決着はつくと思うけれど、宮村もなぜこのタイミングに告ったのか教えてもらいたい。

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