TVアニメ『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』ポップかっこいいぞ！もっとやれ！第17話

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　日暮れになったらレオナを殺すと宣戦布告を受けたダイたちは、夜のうちにバルジの島に降り立ち二つの塔を破壊する作戦をとることに。だが、用意した爆弾を投げようとした途端、邪魔が入ってしまう。かなりの数のモンスターがダイ質の前に現れたのだ。

　ダイ・バダック組の前に現れたのはザボエラおとミストバーン。彼らはダイたちが塔を壊しに来ることを事前に予見し一気に始末する作戦だったという。

　一方ポップ達の方もその罠に同じくはまり込んでいた。彼らの元には魔軍司令ハドラーが訪れていた。アバンの仇であるハドラーを前にして冷静さを失ってしまうポップ。マァムもハドラーがアバンを殺したといわれ一気に臨戦態勢に。

　ハドラーもポップがあの戦いの時にあの場にいた魔法使いだと気づいたようで楽しそうに笑う。師の仇をうつためにきたのに、その結果が討ち死にになるとは、とあまりにもポップを馬鹿にする言葉を投げかけてくる。

　ポップとマァムからの憎しみを受けるも、ハドラーはアバンの死因は優しさという、彼にとっては低次元のサルにも劣る感情が原因だとさらにアバンの使徒である二人の怒りをついてくる。怒りに我を忘れたマァムはハドラーに襲い掛かるが、簡単に殴り返されてしまう。

　そのまま倒れたマァムにとどめを刺そうとするハドラーだが、ポップが間一髪間に合い庇うことが出来た。だがハドラーの攻撃を直に受けたポップは驚愕する。前に戦ったときよりも明らかにパワーが上がっているのだ。その様子に気付いたのか、ハドラーは丁寧に、アバン討伐の褒美として新しいからだを与えられ全体的に自分がレベルアップしていることを教えてくれる。

　この強さに、ポップは敗北を確信してしまう。このままでは勝てないと諦めそうになってしまう。だが、諦めてはいけないと自分の心をたたき上げ、自分が諦めたら誰がマァムを守り、ダイを助けに行くことが出来るんだと鼓舞し、ハドラーがうってきたベギラマに対抗するようにポップもベギラマを唱えた。

　その呪文はハドラーのベギラマを圧倒し、押し返すことに成功した。マトリフの修行でたった1日だったけれども確実にポップの仲にある魔法力は上がっていたのだ。

　魔法対決で競り勝ったポップは急いでマァムを助け起こし逃げようとする。だが、ハドラーを倒すことは出来ていなかった。彼らの行く道をふせぐハドラーはポップの成長に賞賛の声を送るが、すぐに上には上がいると新たな魔法を使う素振りを見せる。その魔法を見てポップは慌てて逃げ出そうとするが間に合わない。ハドラーが使ったのは最大の魔法、ベギラゴンだったのだ。

　ポップ達の方で大きな爆撃が起こっているのを見ながらも、ダイ達も大ピンチを迎えていた。暗黒闘気を操る力で体を拘束され、バダックはザラキをかけられ冥途から死の声に呼ばれ続けられ苦しんでいた。

　ゴメちゃんのおかげで一瞬それらの技がとけたものの、敵の多さと師団長クラスが二人もいるこの状況が不利なのには変わらない。

　いざ尋常に勝負、と思ったその時大きな岩がザボエラたちの上に落下してくる。一体誰がこんなことをしたのかと呆然としていると、そこに現れたのはかつての敵クロコダインだった。

　クロコダインは明確にダイに助太刀をしに来たと伝え、加勢してくれる。さらに、ポップ達の方にも自分より強い助っ人が行っていると教えてくれる。クロコダインは自分が塔を倒すから先にバルジの塔へと急ぐようにと言ってくれる。この場をクロコダインに任せてダイは走り出す。

　ベギラゴンを受け、大ダメージを受けたポップとマァム。氷魔塔が壊れないように手加減したというハドラーだったが、とどめを刺すためにマァムを持ち上げる。その姿を見て、ポップは自分の命を差し出すからどうかマァムだけは助けてほしいと懇願する。ポップの必死の懇願に、ハドラーはポップがマァムに惚れていることを見抜き、それならますます、好きな女をむごたらしく殺してやろう、とマァムの体を氷魔塔の先に突き刺そうと彼女の体を投げ飛ばす。

　だが、マァムの体が塔に達する前に氷魔塔は倒壊する。倒壊した塔のあとには、マァムを抱きかかえたヒュンケルの姿が。みんな知っていたけど、生きていたヒュンケルがここからハドラー相手にどのような戦いを見せてくれるのか？

　毎回そうだけど今回は特にポップがかっこよかった。彼の思いが報われることを願わずにはいられない。