アニメ『GREAT PRETENDER』エダマメの決死のコンゲームが開幕!?第4話

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「GREAT PRETENDER」公式サイトより

 今回はエダマメがなぜコンフィデンスマンになったのか、そのきっかけともいえる父親について垣間見えた。全体的に「父と息子」という関係に焦点を当てていた。

 カッサーノが麻薬製造工場をエダマメ仕様に改装してくれるまでにかかる時間は1週間。その間ロス観光を楽しむといい、ということでエダマメはカッサーノのボディガードであるサラザールと多くの時間を過ごすことに。彼の家に住まい、流行りの場所に連れていってもらうなど手厚い歓迎を受けているが、居心地はよくない。

 そんな彼の家で寝泊まりさせてもらう部屋には、家族写真が飾られていた。だが、家にはその家族の姿は見られない。プライベートな質問をしていいものか迷いながらも、エダマメは彼に奥さんはどうしたのか? と問いかける。

 すると、奥さんは事故でもう亡くなっており、息子は施設に預け週に1回日曜にだけ面会をしているという。それはなんと今日。自分のせいで息子との時間を台無しにしたくないと思ったエダマメは、彼と共に息子の元に向かう事に。

 面会日を遊園地で過ごし、息子と会えない時間を埋めようとしているようにも感じるサラザール。だが、ふとした瞬間、父にバレないように息子のトムはどこかさみしい顔をする。その顔に、エダマメはどこか思い当たる節があるようだ。

 エダマメは幼いころ、父に憧れていたようだ。父は有名な弁護士で彼がいくつもの事件を解決し人を助けていく姿を見て父のようになりたいと思っていた。だが、彼が高校生のころ、帰宅したエダマメが母と共に見てしまったニュースは「外国人未成年人身売買の疑い」で逮捕されたと報道される父の姿。

 ここから、彼のコンフィデンスマン人生が始まったのかもしれない。父が何かを隠していることに気付いている様子のトムに自身を重ねているようにも見える。そんな親子との楽しい時間を過ごす中、用を足すためにトイレに向かうエダマメ。そこまでは護衛は不要だと、トムと二人きりの時間を持たせるためにも一人で出向いていたのだが、その隙を狙われてしまう。

 彼に接触したのはFBIの面々。総指揮を執るポーラ・ディキンスが彼の元にじきじきに現れ、ローランとカッサーノを同時に逮捕するためにエダマメに協力を願い出る。つまり、エダマメに内通者となってくれという依頼だ。内通者になってくれれば司法取引として無事にエダマメを日本に帰してやるという約束の元、協力してくれるなばらこれを使え、と通信機のついた眼鏡を渡しその場は終了する。

 ローランがカッサーノ達の監視からどう逃げるつもりなのか、など腹の内が見えないこと、アビーも信じているのは自分だけで何かあったらあっさりとローランもエダマメも見捨てて逃げそうなこと。麻薬を本当に製造して、クスリの製造に手を染めるのも嫌だ、となったらやはりFBIに加担するしかないのか?

 悶々とするエダマメだったが、彼は自分が寝泊まりしているサラザールの部屋に監視カメラが仕掛けられていたことを知る。監視カメラがあるということは、アビーやローランと夜な夜な電話などで打ち合わせをし、いかにローランを出し抜くか話していたことが筒抜けになっているという事だ。

 そのことをサラザールに問いただすと、彼は身を守るのが仕事だが、詐欺から守るのは契約に入っていないと、エダマメの言動を見てみぬふりをしていたことを明かしてくれる。 家族の事、サラザールのがカッサーノの元についている理由などを考え、エダマメはFBIに協力することを心に決める。だがそれには条件があるという。エダマメがFBIに出した条件はサラザールを見逃すこと。

 カッサーノとローランを欺き、サラザールにもトムのために足を洗わせるエダマメの決死のコンゲームが幕を開けようとしている。このエダマメの決意まで読まれて、サラザールのことも仕込みなのでは? と思ってしまうけれど、真相はどうなのか? 答え合わせが楽しみだ。
(文=三澤凛)

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