TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』情報量が多すぎて理解が追いつかない第28話

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TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』オフィシャルサイトより

 毎回毎回情報量が多すぎる…。初回からずっとオープニングがカットされていることが気にかかるが、そうしないと入りきらない量の内容量なのだから仕方ない。強欲の魔女と図らずも対面してしまったスバルは、一体どうなってしまうのだろうか?

 遺跡のようなところにいたはずなのに、気付くと草原にいたスバル。そこには強欲の魔女、エキドナがお茶を楽しんでいた。どうやらスバルは彼女のお茶会に図らずも招かれてしまったらしい。状況を理解しようにも、エキドナはとにかくお茶を勧めてくるばかり。仕方なく出されたお茶を一気に飲み干すが、与えられたお茶は彼女の体液で作られたものだといわれ益々困惑させられるばかり。このお茶によってスバルは抵抗力をあげられたらしい。それというのもペテルギウスを殺したことで怠惰の魔女因子がペテルギウスの代わりにスバルの体を依り代にしていた為だという。それゆえにスバルはこの墓所、聖域に入ることができたという。どういう意味なのだろうか。

 いい加減に帰らせてもらいたいと頼むと、彼女は帰らせるのは簡単だが本当にそれでいいのか? と問いかける。 強欲の魔女に話が聞ける機会など早々なく、その幸運をむざむざ終わらせていいのか? と。スバルが聞きたいというならば、その知りたいという欲をエキドナは肯定するというのだ。

 謎に包まれている、エキドナ以外の魔女、暴食の魔女ダフネ、色欲の魔女カーミラ、憤怒の魔女ミネルヴァ、怠惰の魔女セクメト、傲慢の魔女デュフォンそして名前をいうこともはばかられる嫉妬の魔女のこと。スバルが望めばこれらのことについて答える用意が彼女にはあったようだ。だが、スバルはここが聖域である、という確証を得てしまえば彼女の話よりも興味は今エミリアがどうしているか、が勝ってしまう。

 自分の話に興味を持たない人に会ったのは初めてだったのかあっさりと外に出たがるスバルにエキドナも慌てふためいてしまう。だが、彼女はスバルに外に出る対価を求める。その対価はこのお茶会の内容を口外しないこと。意外と簡単なものだ。さらに、「お土産」と称して聖域の試練に挑戦する資格をスバルに与えたのだった。試練とは? 資格とはわけがわからないままにスバルはエキドナのいた空間から帰される。

 しかし、眼が覚めた時にはスバルぼ記憶からエキドナとのお茶会の時の記憶は無くなっていた。慌てて遺跡から飛び出すと、オットーが倒されている現場に出くわしてしまう。彼を倒したと思われる男は、スバルの姿を見るなり殴り掛かろうとしてくる。だがパトラッシュのおかげでなんとかその男の攻撃を避けることができる。
 
 スバルは攻撃される前になんとか対話に持ち込もうとするが、あまり深く考えずに体が動くタイプのようで話を聞こうとしない。自分たちが関係者であり、危害を加えようとしているわけではないと語ると、彼は自らをガーフィールであると名乗り、やっと話を聞く気になったようだ。そう、彼はフレデリカが話していた注意しなければならない人物だった。だがこちらの正体を話すと彼は村の人やラムたちのいる場所へと案内してくれるらしい。

 ここが聖域であるかどうか確信がもてていなかったエミリアとスバルは彼の説明で、もう既に自分たちが聖域の中に入っていることを知る。エミリアが倒れてしまった理由も、聖域に入ったことが関係しているらしい。結界に反応するのは、どうやら混血・亜人と呼ばれる存在だけらしい。結界の中は亜人族のななかでも混血のものが生活をする場所なのだそうだ。

 ロズワールは聖域と呼んでいるが、ガーフィールから言わせるとここはそんなにきれいな場所ではないという。半端者の寄せ集めが暮らさざるを得ない場所だから、というのが彼の弁だ。

 聖域深部に入り、彼らを迎えてくれたのは懐かしいラムの顔だ。前と変わらず減らず口を叩く姿に安心するが、一言もレムについて触れない当たり彼女の記憶も失われていることが察せられ複雑な気持ちになってしまう。

 ラムに誘われロズワールに対面すると、意外にも彼は今まで見たことが無いほど負傷しており何かがあったことを思わせる。エミリアも、ここが聖域と呼ばれるような雰囲気だとは思えず胸がざわざわすることを訴える。するとロズワールはそんなことはまるで分っていた、というように魔女の墓場の方がふさわしいと感じたのでは? と逆に問い返す。

 メイザース家が何代も守ってきたこの聖地は、魔女エキドナ最後の地であり墓場であるらしくエミリアがそう感じるのは間違いがないそうだ。スバルたちが「強欲の魔女」と呼び合うのを制し「エキドナ」とわざわざ名前を呼ばせようとするなど、ロズワールの一族とエキドナは濃い繋がりがあるようだが、それはエミリア陣営にとって不利になることだったりはしないだろうか? 魔女教があれだけ忌み嫌われている中で、強欲の魔女といえど魔女の肩をあからさまに持つような姿にはぞっとしない。

 さて、ではなぜロズワールはここまで傷だらけなのか? それはラムやロズワール、そして村人がここにとどまり続けていることに関係している。彼らは今までずっとここに軟禁されていたのだ。そしてここに足を踏み入れてしまったスバルとエミリアも同じ状態になったのだ。

 なんでも、この結界の中に入った混血は外に出ることができないという。結界を解くには墓場の試練に挑まねばならず混血のもの以外が試練に挑むとロズワールのような姿になってしまうという事らしい。ガーフィールは再度エミリアの前に立ちはだかり、混血であるエミリアに結界を解くことを要求した。それが解けなければロズワールは勿論村の者たちも帰れないのだから。

 スバルは不安なままここにとどまることになってしまった村人たちの元に現れ、エミリアが試練を受けてくれることになったことを説明する。ハーフエルフとして村人たちから冷たい対応を受けていたエミリアがなぜ、自分たちの為に試練など受けてくれるのか、と半信半疑だった村人たちもエミリアのひたむきな言葉に希望を託すことに。

 こうして、一人エミリアが墓場の試練に挑むことになった。エミリアが試練を受ける資格があるものとして受け入れられたが、試験を受けている間墓場から発せられる光があっという間に消えてしまった。エミリアに何かあったかと飛び出すスバル。本来なら混血ではないスバルだったが記憶はないもののエキドナから資格を与えられていた彼は墓場に入ることに成功する。

 エミリアを心配し、奥へ奥へと向かっていくとエミリアが倒れているのを発見する。近づこうとすると頭の中に声が聞こえ「まずは己の過去と向きあえ」といわれたかと思うと意識を失い、気付いたらそこは現世の自分の部屋でだった。そしてそこに現れたのは、やたらと元気がいいスバルの父親で……?!
(文=三澤凛)

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