アニメ『GREAT PRETENDER』第2話

「GREAT PRETENDER」公式サイトより

 今期で一番オープニング・エンディング共に神かかってるのは間違いなくこの作品だ。実におしゃれである。

 かの有名なハリウッドの文字に吊るされたエダマメ。彼は日本一の詐欺師を自称しているが、騙される側の人間だった過去を持っていた。

 父親のせいで就活に難航したエダマメが入社したのは、健康飲料などを売る会社だった。病気の母にもやっと就職ができて、社長もいい人で頑張っている、と嬉しそうに報告していたのだったが、売り上げを上げて会社でささやかな祝賀会を開いていたところに警察が乗り込んできてあっけなく自分が務めていた会社が詐欺会社だったことを知る。

 そして、知らなかったといくら言っても警察には信じてもらえず、1年の実刑をくらいあっという間に前科がついてしまった。前科がついた人間に、再就職は難しい。どこにいっても前科の部分で断られ、職にありつくことはできなかった。そうこうしている間に、いつも励ましてくれていた母親も亡くなり、全てを無くしたエダマメ。

 でもここで、「母さん」とかって単語は出てないんだよな。本当に彼の母親だったのかはわからないが、とにかく近しい人間であることは間違いがない。

 彼女の死によって、頑張る理由を無くした彼は自分を詐欺の道に引っ張った社長である工藤の仮出所日に彼に話があると呼び出す。

 恨みを晴らすのか? と思ったらその逆で誰も彼がも自分を詐欺師と呼ぶのなら本当にそうなってやろう、と決めたのだ。そのうえで工藤に一緒に組まないかと誘ったのだ。そうして二人はタッグを組み、色々な詐欺を働き今に至るようだ。

 ハリウッドまでやってきてローランに一杯食わされたエダマメ。彼は映画プロデューサーのエディから大金をだまし取ろうとしている。プロデューサーとは名ばかりで、実際はマフィアとしてハリウッド地域の薬の元締めとして暗躍しているという。

 たまに捕まることもあるが、検察や警察なども金でどうにかしたり、たてつくものは抹殺してしまえるなど、かなりやりたい放題の男のようだ。

 映画出演を目指して彼に近寄った若者はシャブ漬けか性奴隷にされる未来しかまっていないなど被害者も数多く存在しているらしい。

 そんな彼に「桜マジック」という飴型の新型ドラッグを売りつけるために出された条件が「製作者本人を連れてくること」 その為にエダマメを使おうとしたようだ。

 だが、エダマメは自分が使われることには納得がいっていないようで、彼が用意したホテルから夜中に脱出してしまう。

 最初はすぐに戻ってくると傍観していたローランも戻ってこない彼を放って、エディとの交渉に単騎で乗り込むことに。

 だが予想に反して、エダマメはローランより先にエディの元を訪れ、ローランが言っていた倍の額でなら独占契約を結んでもいい、と交渉をしていた。

 彼はローランに負けたままなのをよしとせず自らの力で勝負の結果をひっくり返したのだ。

 果たして、この詐欺はうまく収まるのか? ローランとエダマメのコンビ結成は正式になるのか。テンポが速くてあっという間に終わってしまう。次回はどんな風に騙されるのか?!
(文=三澤凛)

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