やったよ! 韓国の妙な音楽が満載!! 釜山の露店でポンチャックマシーンを手に入れたぞ

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 ねんがんのポンチャックマシーンを手に入れたぞ!

 この喜びを共有して欲しくて、会う人会う人に「ポンチャックマシーンを買ったんですよ」と話しているのだが、「はあ」と困惑しかされない。重ねて「ポンチャックマシーンだけど、トロットとかも入ってるんですよ。それも4077曲も!」と力説するけれども、やっぱりお愛想の笑いが返ってくるだけ。

 それは仕方ない。なんのことをいっているか、知らなきゃまったくわからない。ポンチャック、トロットというのはいわゆる韓国の歌謡曲。それも、妙にチープでノリやすい音を流しながら唄われるものだ。ポンチャックは二拍子。トロットは三拍子や四拍子でちょっと演歌に近い感じである。

 もともと、韓国ではトラックの運転手なんかが眠気を覚ますのに聞いたりする下世話な音楽。日本ではポンチャックが90年代後半にちょっとしたブームになったことがあり、その代表的な歌手であるイ・パクサ(李博士)はCDも発売され、今でもコアなファンが多い。

 今ではK-POPはメジャーなジャンルとなり日本でもファンは多い。でもK-POPとか韓流ドラマとか好きな人に「あ、ボクも韓国の大好きなんですよ!」とポンチャックやトロットの話をすると、大抵つめたい視線を送られる。ダサイ、かっこ悪い、年寄りの聞くもの。それが、このジャンルへの一般的なイメージ。もちろん韓国でもそうである。

 けれども、このジャンルのファンは多し。韓国では中年以上になるとダサい音楽に合わせて楽しげに踊る「文化」がある様子。今回、ポンチャックマシーンを手に入れる前に、偶然地元のお祭りのようなのに遭遇したのだが、ステージの音楽に合わせてノリノリのおじさん、おばさんがいた。あんまり表向きは「好き」とはいいずらいけれども、嫌いな人はいないジャンルということらしい。

 そんな音楽が大量に入ったのが、このポンチャックマシーンというもの。これ自体は日本で用いられる言葉で、韓国では「孝道ラジオ」と呼ばれている。中国から輸入したチープなラジオ付きMP3プレーヤーに勝手に曲を入れたSDカードをつけて販売しているのだ。実際、海沿いでは、これを腰にぶら下げてスピーカーで音楽を聴きながら歩いている年寄りも見かけた。本来はそういう使い方をするものらしい。

 最近は、韓国で複数個を購入して日本でネット販売している人もいるけれど、やはり現地で自分の手で手に入れてみたい。けれども「どこで売っているの」かといえば謎だ。ネットを検索するとソウルでは「このあたりで買えた」という報告が見つかるけれども釜山の情報は入ってこない。

 ま、歩いていればどこかで出会うだろう。そう思って歩いた釜山の繁華街。思いっきり「agnes b.」と書かれたトレーナーが日本円で1500円程度で売られていたり、ヴィトンのバックみたいなのがいくつも吊された露店が並ぶ国際市場を歩いてみたが、それらしき店はない。

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