『宝石の国』第10巻が「鬱すぎる」? 主人公がここまで報われない作品がいまだかつてあったか……


 市川春子の人気コミック『宝石の国』(講談社)の最新刊を読んだファンから「しんどい」という声が続出している。

 8月23日発売の最新刊(第10巻)は、特装版の重版がすでに決まっている状態。好調を見せているが、その内容が「鬱すぎる……」とファンを絶望させているようだ。

 宝石の身体を持つ人形の生物が、月から襲来し宝石をさらっていく「月人」に立ち向かっていく姿を描いた『宝石の国』。美麗かつ独特な世界観に魅了された読者は多いが、物語が進むにつれ、「どんどんしんどくなる」という声が上がるように。実際、初期のほのぼの感からの落差が凄まじいことになっている。

 同作は17年にTVアニメ化もされたが、アニメで描かれたのは“本当にしんどくなる前”。主人公・フォスフォフィライトと共に冬をすごしたアンタークチサイトが月人にさらわれたシーンもなかなか絶望感にあふれているが、10巻を読んだファンから「アニメで止まっている状態が一番幸せ」という声が上がっているほど。

 ぜひその内容は自分の目で確認してほしいが、10巻で描かれた内容を簡潔に言うと、ここまで報われない主人公がいまだかつていたか、というもの。皆のために行動を起こすも、ことあるごとにフォスフォフィライトが救われない。夢も希望もない状態にファンからは「誰かフォスを救って……」「メンタルゴリゴリ削られる」という声が上がっている。

 第10巻を「地獄」と評する声もあるが、どちらかというと美しいからこその地獄という言葉のほうが似合うだろう。鬱耐性がある人はぜひ一読してみては。

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