中国でも急成長する男の娘ジャンル エロのフロンティアはまだ有望な鉱脈だ!

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『女装神社』(中国語版)公式サイトより

“男の娘”も世界に羽ばたこうとしている。先日、上海でのイベント出展にも同行させてもらったゲーム『女装神社』。制作者であり『女装山脈』以来、男の娘にこだわって作品を作り続けてきた、西田一さんは今回初めて、steamで英語・中国語版を同時発売した。

 発売から2カ月あまりで驚くべき結果が出ている。販売本数の半数近くが中国語版だというのだ。日本国内ではもうメジャーになった男の娘というジャンルだが、それ以上に中国にもユーザーがいることが、いよいよ明らかになったのである。

 実際、中国でも男の娘をさす「偽娘」という言葉はオタクであれば大抵は通じる。ちょっと苦手な顔をする人もいる一方で、熱い想いを持っている人もいる。日本に比べると、まだ男の娘は発展途上のジャンル。それゆえに、
これからもっと多くのユーザーが育っていくフロンティアといえるのだ。

 実際、男の娘というジャンルが育つには、まだ時間がかかるだろう。日本の場合、ここまで男の娘ジャンルが育つまで20年くらいはかかったと思う。男の娘を扱うエロマンガそのものは1990年代から存在はしたが、決してメジャーなものではなかった。それが今では、リアルに女装してTwitterで写真をアップしている人も当たり前にいる。「男の娘が好きなのだ」と公言しても、そんなに白い目では見られないようになった(もちろんTPOによるけど)。

 もはや日本国内ではエロゲー市場は壊滅的である。冬の時代といわれながらも、まだ市場が存在していることが不思議なほどである。

 けれども、海外に目を向けた時に、まだ日本のエロコンテンツは極めて優秀な競争力を持っている。実際、英語圏をみてもシーメールであるとかsissy、Femboyなんてジャンルはあるものの、日本の男の娘ジャンルの作品ほど熟成されたものは、あまりみられない。

 つまり、ニッチなエロジャンルにこそ、日本のコンテンツの最後の希望があるといえるだろう。

「もうオワコン」とか嘆息しているのではなく、エロのフロンティアを、これからの日本人はどうやって開拓していくことができるのか。
(文=昼間 たかし)

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