たつき監督のこともあったが……『けものフレンズ2』の評判は案外悪くない？

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　1月から放送されているテレビアニメ『けものフレンズ2』（テレビ東京ほか）。一昨年の9月、『けものフレンズ』はコンテンツとして完全に死んだとまでいわれた。テレビアニメ一期を担当した、たつき監督が降板することが自身のTwitterで告知されたからだ。

　この降板は、それこそ天地をひっくり返したような大騒動となった。さまざまな犯人捜しが行われ、一部関係者が火消しのために動かざるを得ないことにもなった。戦犯とされたKADOKAWAは怒りの矛先を向けられ、もはや今後の購買を拒否するような発言をする者も絶えなかった。

　そんな中『けものフレンズ2』は、たつき監督が手がける『ケムリクサ』と同じクールで放送されることとなり、奇しくも直接対決のような形となってしまった――。

　現在、『けもフレ2』は第8話までの放送が終わり、脚本や構成などに苦言を呈す声が目立つが、一方で「言うほど悪くはない」と評価する声もある。物語中では一期との関連性も匂わされるなど考察も盛んに行われているようだ。放送にあわせて、さまざまなコラボも行われるなど、相変わらず作品の注目度は高いほうといえるだろう。

　ただ、過去の騒動などが影響して、酷評が多いのも事実。しかし振り返れば、第一期も徐々に評価を上げていった作品だった。第二期もいい意味で視聴者を裏切ってくれる展開になればいいのだが……今後のストーリーに期待が高まる。

（文＝是枝 了以）