山崎賢人主演の実写版『キングダム』に不安の声 「日本でやったらスケール小さくなるんじゃ…」

 原泰久の人気マンガ『キングダム』(集英社)の実写映画版のキャスト・監督が10月9日に行われた製作発表会見で発表された。主人公・信役を演じるのは、人気俳優の山崎賢人。監督は『GANTZ』『BLEACH』の佐藤信介が務める。

 今回の会見では、他の主要キャストも明らかに。政役/漂役は吉沢亮、楊端和役は長澤まさみ、河了貂役は橋本環奈、成蟜役は本郷奏多、壁役は満島真之介、昌文君役は高嶋政宏、騰役は要潤、王騎役は大沢たかおが演じる。なお、メインキャラクターである羌瘣のキャストは明らかにされなかった。脚本はドラマ『モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-』(フジテレビ系)や映画『累-かさね-』で知られる黒岩勉が担当。原作の原も脚本に参加し、納得がいく脚本を完成させたという。撮影は中国で敢行し、用意した撮影セットも「世界最大級」だという。

『キングダム』は今年4月、コミックス50巻が発売されたタイミングで実写映画化が明らかに。同作といえば、2016年に連載10周年を記念して、山崎が主演を務めた実写特別動画を公開しており、その時点から「キングダムの実写はキツイ」「また山崎賢人……」などといった否定的な声が上がっていた。

 中国・春秋戦国時代を舞台に初の中華統一を目標とする政、そして天下の大将軍を目指す信の姿を描く本作。実写映画化が発表された際、原作者の原は「納得の脚本です!! 予算も破格!! キャストの皆様も超豪華!! 絶対面白いです!!」とコメントしていたが、今回の発表に「あのスケールを実写化するには無理がある」「日本でやったらスケール小さくなるんじゃ」と、原作の壮大な世界観を日本の映画技術・予算でどのレベルまで実写映像化できるか不安に思うファンも多いよう。

「レッドクリフ並の制作費だったら見に行く」「レッドクリフみたいにしてくれればいいよ」と、日本でも大ヒットしたジョン・ウー監督の映画『レッドクリフPartI/Part II -未来への最終決戦-』レベルのクオリティを求める声もあるが、『レッドクリフ』の制作費は2部作あわせて100億円と言われている。邦画の制作費は10億円が限界と言われているので、レッドクリフ級は難しそうだ。原作の原は『キングダム』の制作予算について「予算も破格!!」とコメントしていたが……。

 実写版『キングダム』は来年4月19日より全国東宝系にて公開される。『進撃の巨人』『鋼の錬金術師』……といった過去の失敗作のようにならないことを願うばかりだ。

キングダム

キングダム

あの迫力を再現するのは難しそう

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