黒ギャルVTuber・皇牙サキが『薩摩義士伝』を熱く語る！　ギャルなのにオッサン並（!?）の知識量、そして作品愛がスゴイ!!

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　5月から本格的に活動をスタートさせた、バーチャルYouTuber（VTuber）の皇牙サキ。皇牙サキはVTuberの中では、まだ珍しい黒ギャル。……なのに、『グラップラー刃牙』『キン肉マン』『喧嘩稼業』といった硬派なマンガが好きという、“ギャップ萌え”してしまう系VTuberだ。

　株式会社BitStarが展開する、「個性的で可憐な集団を目指す」バーチャルYouTuber集団・アマリリス組に所属している皇牙サキ。小麦色の肌に金髪のロングヘア、制服もギャルっぽく着崩し、しゃべり方もギャル口調という、ゴリゴリのギャルなのだが、実はアニメやマンガが好きなんだとか。

　VTuberをはじめたキッカケというのも、「マンガとかアニメが好きな人が、自分の好きな作品についてラジオとかテレビでベラベラ喋ってるのを聞くが好き」だから。「サキもインターネットを通して、自分の好きな作品を紹介していけたらいいな」と語っている。

　そんな皇牙サキが好きな作品は『グラップラー刃牙』『キン肉マン』『喧嘩稼業』をはじめ、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』『ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日』といった、10代の女子とは思えない好み。そのため、「中身がオッサン」疑惑が浮上しているが、サキ本人は疑惑を否定している。

　オッサンではないと言うものの、第1回目の配信で紹介した作品は、時代劇画の第一人者・平田弘史の『薩摩義士伝』（リイド社）。NHK大河ドラマ『西郷どん』にちなんだチョイスと説明しているが、『薩摩義士伝』を知っている黒ギャルなんて、前代未聞だ……。

　アニメやマンガが好きだと公言するも、ニワカ知識で叩かれる芸能人がいたりするが、皇牙サキはガチ。配信では、「薩摩人がどんだけ濃いかをいろんなエピソードで叩きつけていくマンガが『薩摩義士伝』」「『ドリフターズ』とか『衛府の七忍』とかの薩摩人はまだ希釈されているんだよね。薩摩人100％じゃないの。でも『薩摩義士伝』に出てくる薩摩人は100％。ほかがハイボールなら、『薩摩義士伝』の薩摩人はロックなんだよね」と語るなど、マンガの知識量が豊富な上に、語りもウマい。そもそも丸々1時間、ひとつの作品を語り尽くせる情熱もスゴイ。

　なお、第1回目の配信後、『薩摩義士伝』がTwitterのトレンドワードに浮上し、それがきっかけでリイド社が『薩摩義士伝』を期間限定で「リイドカフェ」上で全話無料公開するという、思わぬ展開にもなっている。

　ギャルなのにアニメやマンガの知識量が豊富な皇牙サキは、早速「コンテンツへの愛と作者への尊敬と感謝が伝わってくるところがいいわ」「ギャルなのに知識量がハンパない」「ファンになった」と人気を集めている模様。早速業界に影響を与えているだけに、今後どんな作品を紹介してくれるのか、楽しみなVTuberだ。

　ちなみに、次回は白石晃士監督のホラー映画シリーズ『戦慄怪奇ファイル コワすぎ！』を紹介するようだ。