【朗報】オンラインゲームを楽しむ子どもは学業で高成績の傾向! 一方、SNSは学力低下を招く!?

「ゲームばかりやってないで宿題しなさい」という紋切型の世の親の叱責で、ビデオゲームはなにかと学業を妨げる“悪者”にされがちだ。しかし最新の研究では、オンラインゲームを日常的に楽しんでいる15歳の生徒は、学業の成績が高い傾向があることが判明している。オンラインゲームは学力向上にプラスの刺激をもたらすということだ。

1609_Online-gaming.jpg「ABC」より。

■「オンラインゲームで幅広い一般教養が身につく」

 オーストラリア・メルボルン、RMIT大学のアルバート・パッソ准教授らの研究チームが先日「International Journal of Communication」に発表した論文によれば、オンラインビデオゲームを日常的にプレイしている15歳児は、読解力、数学的リテラシー、科学的リテラシーに優れる傾向があるということだ。

 研究では、世界34カ国が参加しているOECD(経済協力開発機構)が推進しているPISA(Programme for International Student Assessment)と呼ばれる国際的な学習到達度に関する調査データから、1万2,000人のオーストラリア人15歳児の学業の成績とインターネットの利用状況を詳細に分析した。

「日常的にオンラインゲームをプレイしている生徒は、数学のテストが平均より17点高かったのです。これは平均より4%高いことになります」とパッソ准教授は米・ABCニュースの取材に応えている。数学だけでなくオンラインゲーム好きな15歳は、読解力、科学リテラシーにおいてもおしなべて成績が高いということだ。

 ではいったいオンラインゲームのどんな要素が学業の成績に好影響を及ぼしているのか? パッソ准教授によれば、オンラインゲームは分析能力と問題解決能力を養成しているという。

「次のレベルに上げるためのパズルを解いたりすることで、数学や読解力、科学といった幅広い一般教養が身につくのです。教師は教育の現場で人気のあるビデオゲームを活用することを真剣に考慮しなければなりません」と、パッソ准教授は「Science Daily」の記事で述べている。

 ここで暗に指摘されているビデオゲームとはおそらく『マインクラフト』などであろう。これまでにもビデオゲームが認知能力を高めるという研究が発表されているが、15歳という“勉強真っ盛り”の時期にもオンラインゲームが学業に好ましい影響を与えているとすれば、世の中の親御さんたちをずいぶん安堵させるものになるのかもしれない。

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