わかりやすくてディープな(?)高校野球本『ワタベ高校野球の味方です。』刊行記念 アンジャッシュ渡部建インタビュー!

わかりやすくてディープな(?)高校野球本『ワタベ高校野球の味方です。』刊行記念 アンジャッシュ渡部建インタビュー!の画像1アンジャッシュ・渡部建(撮影:松沢雅彦)

 夏の高校野球の季節を控えた2016年6月、お笑い芸人のアンジャッシュ・渡部建氏が『知識ゼロでも楽しめる熱狂観戦術! ワタベ高校野球の味方です。』(KADOKAWA)を刊行した。

 熱烈な高校野球ファンとして知られる渡部氏。高校野球をまったく知らない層でも楽しめるというサブタイトルとは裏腹に、確かに読みやすい構成になっているが、かなりディープな内容でもあり、自身の高校野球熱をそのままぶつけた印象もある。本書の刊行の真の意図はどのようなところにあるのか? 出版の経緯から、あふれんばかりの高校野球に対する想いについて、本人を直撃!

■野球好きは対談ページにしびれるはず。ぜひ読んで!

── 『ワタベ高校野球の味方です。』を出版に至った経緯からお聞かせください。

渡部建(以下、「渡部」) 元々高校野球が大好きだったんですが、2009年頃から現在のように、のめり込んで観戦するようになり、出演したTV番組などで高校野球のネタを数多く話すようになったところ、「本にまとめてみませんか?」と、声をかけてもらったんです。

── 本書は、渡部さんが個人的な活動をして得た高校野球の面白い話や、ご自身が観戦にいった体験談を中心に、全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)の出場校数と同じ49のエピソードで構成されています。Amazonのレビューなどを見ると、「初心者にもわかりやすい」と書かれていましたが、実際のネタについてはコアな野球ファン向けのディープなものが多い印象です。

渡部 どうですかね? そこは、実際に読む人によって、それぞれのとらえ方があるかもしれませんね。

── また、この本編のほかに、花巻東出身の大谷翔平(日本ハム)、早稲田実業出身の荒木大輔(元ヤクルト他)、PL学園出身の桑田真澄(元巨人他)と、甲子園を沸かせたスターと渡部さんが対談している章もありますね。

渡部 野球好きの方は、この対談ページはしびれると思います。僕がスポーツライターや専門のインタビュアーではなかったからなのか、3人ともラフな姿勢でざっくばらんに話してくれました。過去の記事やインタビューなどでは聞いたことがないような話も、どんどん出てきましたからね。この本のひとつの見どころだと思います。

── 本編と対談が連動していて面白いのが、「史上最強チームはどこか?」というテーマについてです。本編では、渡部さんが歴代のレジェンド選手から得たコメントなどを取り上げて考察していて、「1983年から85年にかけて桑田、清原和博(元西武他)のKKコンビを擁して甲子園優勝、準優勝を2度ずつ達成したPL学園」と「1987年に甲子園春夏連覇を果たした立浪和義(元中日)、片岡篤史(元日本ハム他)、野村弘(元横浜)などがいたPL学園」、さらに、「1998年に春夏連覇した松坂大輔(ソフトバンク)が中心の横浜」の3つに絞られました。最終的にどういう結論になったかは、本書を読んでいただくとして、大方の意見からほぼ考えが固まっていながら……。

渡部 最終章の桑田さんとの対談ページで、それが見事に覆されます(笑)。そのあたりの展開は、ぜひ楽しんでほしいです。

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