“2次元”“2.5次元”イケメン男子も登場 オタク女子にウケるネタが随所に盛り込まれた「JUNON」

20140625_junon.jpgJUNON」8月号(主婦と生活社)。

 話題の俳優やアイドルをピックアップし続けている「JUNON」(主婦と生活社)。「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」が毎年開催されるなど“3次元”のイケメン雑誌としても有名だが、6月23日発売の8月号は、オタク女子が次々と手に取っているとのこと。いったい「JUNON」に何が起きているのだろうか。

「制服美男子の熱い夏」と題された本号では、多くの若手イケメン俳優たちが学生服などのさまざま制服に身を包んでいるグラビアが掲載された。7月8日から放送されるドラマ『GTO』のキャスト陣が制服姿でインタビューに答え、『烈車戦隊トッキュウジャー』からライト役の志尊淳とヒカリ役の横浜流星、『仮面ライダー鎧武』から呉島光実役の高杉真宙がホテルマンなどのさまざまなコスチュームに扮して登場している。中でも「自分にとってのヒーロー」という質問に対し、高杉真宙がインタビューで実写版『デスノート』のLが好きで、昔ものまねをしていたと答え、オタク(?)要素を垣間見せていた。

 そんな特集の中、突如として現れたのが、学校を舞台とした恋愛アプリゲーム『ボーイフレンド(仮)』のキャラクター陣。“2次元”イケメンの彼らは、テレビ・雑誌等への登場は初と紹介され、ツンデレキャラの如月斗真が「幼なじみと恋愛関係に発展するのってアリ?」という質問に「まあ、なくはないと思うけど」と答えているように、「JUNON」厳選の8人のキャラクターが俳優たちと同じ体でインタビューに応じていた。また、ゲームの運営チーム(Ameba)にも取材をしており、ゲームのヒットの理由や、この8人のキャラクターで「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」に出るとしたら誰がグランプリをとる? といった質問に「未来の溝端淳平さんを目指してほしいという感じでは芳屋(直景)くんかなと!」と答えている。“3次元”のイケメン男子が並ぶ中、このように“2次元”のイケメン男子が突然登場するのは、なかなか異質。

 また、本誌では“2.5次元”イケメンも登場している。今夏に「全国大会 青学VS立海公演」を控えている、ミュージカル『テニスの王子様』が取り上げられ、主人公・越前リョーマを演じている小越勇輝をはじめとするキャスト陣のインタビューや、舞台裏を妄想して撮られた写真が掲載された。6人のキャストを3つのペアにして紹介していたのだが、その中で心なしか“絡み”が多かったのが、大石秀一郎演役の山本一慶と菊丸英二役の黒羽麻璃央ペア。作中で「ゴールデンペア」といわれるダブルスを組んでいる2人はインタビューでプライベートでも仲が良いことをアピールしていたのだが、山本が黒羽に飲み物を飲ませようとしている写真を掲載したり、2人が見つめ合っている写真をバラのイラストで飾り、“ふたりの世界”というキャッチをつけるなど、編集部が腐女子ウケを狙っている(?)ような印象。また、ほかのペアにも見られたのだが、名前の表記を「山本一慶×黒羽麻璃央」と“&”ではなく“×”にしているところもなんとなく意味深。

 このように、女性誌が“オタク”要素を取り上げる例はたびたび見られ、最近では5月21日発売号の「an・an」(マガジンハウス)がマンガのキャラで「好きな男、抱かれたい男」ランキングを発表したことが話題になった。「JUNON」も以前に宮野真守などの声優も取り上げたことでオタクの中でも話題に上がったが、今回のラインナップに対しても「JUNON買ったことないけどこれは買いたい」といったオタク女子の声がTwitterなどで上がっている。これまで女心をつかんできた「JUNON」がオタク女子のハートもつかむ日は近いのかも知れない。
(文/夏あきこ)

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