“パクリ”騒動で謝罪の『ノーゲーム・ノーライフ』 一方、今なお騒がれる『ラブライブ!』は…

パクリ騒動で謝罪の『ノーゲーム・ノーライフ』 一方、今なお騒がれる『ラブライブ!』は…の画像1アニメ『ノーゲーム・ノーライフ』公式サイトより。

『逆転裁判』や『ドラえもん』など、“パロディ”ネタをふんだんに使っている現在放送中のアニメ『ノーゲーム・ノーライフ』。中でも、第4話で『ジョジョの奇妙な冒険』の名セリフ「だが断る」を言い放つ主人公・空と白は、作画まで『ジョジョ』風に描かれ、「ここまでやられると逆に面白い」という声が上がるなど、視聴者の間ではなかなか好評のようだ。
 
 そんな『ノーゲーム・ノーライフ』だが、現在“パクリ”騒動で話題になっている。件のパクリとは、作中で、個人サイトにて公開されている魔方陣イラストを無断で使用したというもの。問題のシーンは第7話の「死に手《サクリファイス》」の冒頭シーン。このシーンの背景に散りばめられている魔方陣が、上記のものと酷似しているのだ。

 5月22日に第7話が放送され、それを見た魔方陣イラストの作者がTwitterで、無断転用への抗議をツイートしたことをきっかけに、ネットで話題に。5月28日には『ノーゲーム・ノーライフ』の公式サイトが文面で謝罪する事態にまで発展。そしてBlu-rayとDVDに収録される本編映像では、該当箇所をすべて“差し替える”と発表したのだ。
 
 このような事態は以前にも起きている。2011年には、『ドラゴンボール改』の第1期に流れていたBGMが盗作であることを東映アニメーションが発表し、パッケージ化の際にBGMを“差し替える”措置を取った。実際に、再放送分と「人造人間 セル編」のDVD7巻、Blu-ray BOX 3巻以降の音楽は、問題のBGMを担当していた山本健司から旧アニメ版『ドラゴンボール』の音楽を担当していた菊池俊輔に変更されている。

“パロディ”ネタはアニメを盛り上げるにはうってつけだと思うが、“パクリ”はあってはならないこと。また、どんなに出来が良くても、一度“パクリ”騒動が起きてしまうと、作品に対するマイナスイメージがついてしまう。Twitterなどでは「今回の『ノーゲーム・ノーライフ』の件は、本編が面白いだけに残念」という声も上がっている。

 その一方で、奇しくも時同じくして放送中のアニメ、『ラブライブ!』(2期)にも、ネットで“パクリ”疑惑がかけられている。

 2期の第6話「ハッピーハロウィーン」で、ライブの衣装を作ることに対して不満を漏らすにこに、ことりが「それぞれの役割を果たすことが大事」と答えるシーンが、人気海外ドラマ『glee』のシーズン3第20話に似ていると指摘されたているのだ。しかもそのシーンだけではなく、第1期の1話などにも『glee』と酷似しているシーンが続々と見つかっている。さらに、本作の京極尚彦監督が過去にTwitterで「どなたかアニメ以外で面白いドラマあれば教えて下さい、うまくパクる…いや引用できる演出があればと…個人的には海外の方がハングリーな作りの作品が多い気がしています」と発言していることも、火に油を注いでいる。

 アニメ作品に対する視聴者の批判の中には「これあの作品のパクリじゃない?」という声はよく上がる。しかし、そのほとんどが言いがかりのようなもの。だが、今回の『ラブライブ!』の“パクリ”疑惑は、素人目から見ても酷似しているように見える。作品の品位をこれ以上下げないためにも、『ラブライブ!』公式はこの件について発言をした方が良いのではないだろうか?

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